亀山早苗の恋愛コラム

第二子妊娠、佐々木希さんの「強さ」とは?当時「トイレはまだマシ」とすら思った離婚経験者の本音

言わずと知れた「多目的トイレ不倫」が報道されて大騒ぎになった夫婦だけに、佐々木希さんの第二子妊娠報告に世間はざわついた。「信じられない」という声も少なくないなか、彼女を支持する人もいる。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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女優の佐々木希さん(34歳)が、自身のインスタグラムで第二子を授かったことを報告、世間をにぎわせている。夫はお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建さん(50歳)だ。
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ふたりは2017年に結婚、18年に第一子が産まれたが、20年6月に言わずと知れた「多目的トイレ不倫」が報道されて大騒ぎとなった。以降、渡部さんは謹慎状態、今年2月に千葉テレビの「黒白アンジャッシュ」でようやく復帰するも、いまだ地上波キー局には出演できていない。一方の佐々木さんは仕事が絶好調で、夫妻は対照的だった。

だからこそ世間は、いつ離婚発表があるのだろうと思っていた節がある。そこへ第二子のニュース。ふたりの関係は着々と再構築されていたことに驚きの声が上がるのも無理はないのかもしれない。
 

世間の厳しい目にさらされながらの再構築

しかし結婚して5年しかたっていないのに、そのうち半分は厳しい世間の目にさらされてきたのだ。特に仕事をより広げてきた佐々木さんにとって、周りが腫れ物に触るような雰囲気になり、いたたまれないこともあっただろう。それでも確実にキャリアを積み重ねるべくがんばってきた彼女の強さは目を引く。

もちろん、夫婦のことは夫婦しかわからない。ただ、再構築できるポイントはいくつかあるのかもしれない。ひとつはもともとの夫婦関係がよかったこと。妻が夫に愛されていると実感できる関係であれば、夫の裏切りは痛手であっても、愛情の目減りではないと思えるのではないだろうか。

そしてもうひとつは、夫の浮気が本気ではなかったこと。ここがよく離婚した東出昌大さん・杏さんと比べられるところだが、渡部さんの件はあくまで「遊び」の範疇でしかなかったということだ。妻側も「遊びだからこそNG」と感じる人もいるだろうし、「恋愛でないならOK」という人もいるから、一概に遊びであれば妻が許すというわけではない。ただ、あくまで渡部さんの浮気への気持ちは「軽かった」ということである。

ネットで渡部さんの浮気について、「女性をトイレ扱いしている」という声があって驚いた。多目的トイレを必要としている人からみたら、無礼極まりない行為であることは重々承知の上だが、あくまでもトイレは「場所」として使っただけで、相手女性をトイレ扱いしたということではないだろう。女性側も嫌ならトイレに来なければいいだけの話ではある。

簡単にトイレですませてしまった渡部さんの行動、それをよしとしながら後日、許せないと告白した女性の行動、どちらがどうとは言えないが、どう考えても有名人の彼のほうが分が悪い。

それらすべてを踏まえた上で、佐々木さんとしてはいろいろ葛藤もあっただろう。だが、夫婦として家族として男女としての関係を続けていくことを選択した。許したとか懐が深いとか言われているが、逆に言えば渡部さんは、妻の信頼を再び勝ち得るだけの努力をしたのではないだろうか。
 

「信じられない」との声は多いが……

このニュースを聞いて、夫の浮気が原因で離婚したカオリさん(39歳)は、信じられないと思ったそうだ。

「うちは私の留守に夫が自宅に女性を引っ張り込んでいたので、あのニュースのときは外のトイレだからまだマシかもと一瞬、思ったんです。でも多目的トイレというのは社会常識に逸脱する。自宅に引っ張り込むのも常識外でしょ。私はとにかく耐えられなかったから、一発アウトのレッドカードで離婚しましたけど、佐々木さんは強いですよね。職を失った夫を支え、自分が必死に仕事をして夫婦関係も再構築したなんて。それ以前の夫婦関係がしっかりしていたんだと思う。うちはもともと壊れかかっていたのかも。いろいろ考えさせられました」

信じられないという声は多いが、すべてを乗り越えていくことを選んだ彼女を支持する声もある。

「私もサレ妻です。離婚を考えていたけど、3歳の娘がパパ大好きで、引き離すことはできなかった。夫が心から反省してくれたことも大きいですね。もちろん、一生許さないし、一生、心から信頼することはもうないと思う。でも今後を期待しながら見守るしかないとも感じています。浮気発覚から5年、私も第二子を妊娠中です。それだけの時間がかかりました」

そう話してくれたのは、ケイコさん(38歳)だ。心はまだ癒えてはいない。それでもこの5年、夫を見てきて、やり直してみようと心を決めたという。

離婚するも再構築するも、それぞれの考え方に基づくもの。どちらがいい悪いの問題ではない。自分が自分の道を選択していくしかないのだ。ただ、別の選択をした人を責めたり叩いたりする権利は誰にもない。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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