年末年始に帰省してメルカリを使うときには注意が必要です(画像はイメージ)
普段メルカリを利用している親なら良いですが、これを機に始める、操作に慣れていない親がメルカリを使う場合には、もしも自分が家に戻ったあとに商品が売れてしまったら……など、注意すべき点がいくつかあります。短期間の帰省時に親と一緒にメルカリを使う場合の注意点を解説します。
いつも以上に季節を考慮した出品を
実家に帰省した際、せっかくだから一気にメルカリに出品をして不用品を片付けようと考えることがあるかもしれません。短期間で片付けたいことから、いつもなら季節を考慮して出品を避ける夏物でも、出品したいと考えることもあるでしょう。年に数回の帰省であれば、一気に片付けたい気持ちは理解できます。しかし、季節を考えるのはメルカリ出品の大前提。冬に夏物が全く売れないわけではないですが、需要が少ないため売れにくくなってしまいます。そうすると自分が帰省している間に売れず、その商品を自分で持ち帰る、もしくは実家にいる誰かに発送をお願いする必要が出てきます。帰省時にはいつも以上に出品するタイミングを考えて、冬に使うものを優先的に売るようにしましょう。
出品物への質問や値下げ交渉について
実家への帰省はおそらく短期間ですから、実家から家に戻った後のことも考える必要があります。実家のものは基本的には実家にいる親御さんが管理をして出品物の対応をすることになります。その際ネックになるのが「値下げ交渉」です。極端な価格で交渉されることもありますが、その場合はキッパリと断りやすいでしょう。逆に微妙な価格で交渉されると親御さんたちは悩むかもしれません。販売手数料や送料を引いても利益が出るけれど、思ったよりも売上金が少ない場合です。
もしくは、具体的な金額が提示されない状態で、出品者が価格を提示するケースもあります。こういったやり取りや、金額を考えるのが面倒という声も少なくないので、いっそのこと「値下げ交渉不可」にしてしまうのも手です。プロフィールにその旨を記載しておけばいいだけですから、実家にいる間にできそうですね。
梱包や発送について
■梱包材は親と一緒に買いに行き、一緒に梱包する実家に帰省している間に購入されれば梱包や発送まで手伝えますが、全部が売り切れるとは限りません。そうなると親御さんが梱包や発送をする可能性も出てきます。いつもメルカリを使っている人ならいいですが、初めての人には思いのほか難易度が高いので、実家にいる間に梱包材を用意しておきましょう。 梱包材を買いに行く際には、親御さんも一緒に行くことをおすすめします。今後のためにも、梱包材がどこに売っているのかを知る必要がありますからね。
商品は、ある程度梱包をしておくといいでしょう。商品への質問がくるかもしれないので、最後の封はしない状態にしておきます。これも親御さんと一緒に梱包することが大切です。帰省中に売れなかった場合は親御さんが梱包することになるのですから、少しずつ慣れてもらっておくと安心です。
■発送方法をメルカリ便に絞り込む
発送方法は、メルカリ便に絞り込みましょう。説明する時に、他の方法は言わずに「これだけ」と伝えてしまうのです。メルカリ便はコンビニから発送ができますし、料金も安めに設定されています。
あとは「らくらくメルカリ便」と「ゆうゆうメルカリ便」のどちらを使うかですが、できればどちらか一方にしてしまった方が迷わずに済みます。例えば、セブン-イレブンやファミリーマートが近いなら「らくらくメルカリ便」、郵便局やローソンが近いなら「ゆうゆうメルカリ便」という決め方もあります。
もし大型の商品があるならば、「らくらくメルカリ便」に絞り込みます。「ゆうゆうメルカリ便」のゆうパックは100サイズまでだからです。それに「らくらくメルカリ便」は集荷にきてくれます。100円かかりますが、コンビニに行くのが面倒ならばこのサービスを利用するのも手です。
出品期間を決めて売れなかったら処分する
メルカリに出品をしても、なかなか売れない商品もあります。何もしなければ、ずっと出品されたままになるので、タイミングを決めて出品を取り下げるようにしましょう。売れないものは売れないとキッパリと諦めることも大切です。そのような商品は処分をするか、近くのリサイクルショップに持ち込むなど方法はあります。リサイクルショップでも、買い取ってもらえないものがあるでしょうから、その場合も潔く処分することになります。
捨てるのがもったいない、買った時は高かったのに……と思うと、処分できなくなってしまいます。気持ちは分かるのですが、そのような時には、「家の中を片付けることも大きな目的のひとつ」ということに立ち返ると気持ちの切り替えができそうです。目的をブラさないのは口で言うよりも大変なので、「もう処分したほうがいいよ」と言ってあげるのも子どもの役目かもしれません。
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