「冬の黒コーデ」で地味見えしない6つのコツ!
ファッションの定番色といえば「黒(ブラック)」。着回ししやすい色として不動の人気を誇ります。しかし冬に黒を着ると、暗く、重たい印象になってしまうことも……。今回は、冬の黒コーデを華やかに見せる色合わせをご紹介します。メリハリの効いたブラック×ホワイト
コントラストが強く、メリハリの効いた印象になる黒と白のモノトーン配色は、おしゃれに仕上がりやすい組み合わせです。しかし、シンプルすぎると野暮ったく見えてしまうこともあります。洗練されたイメージを演出できるかどうかは、白の見せ方次第です。■黒のチェスターコートと白のハイネックニット 膝下丈のベーシックなチェスターコートのインナーに、白いハイネックニットを合わせたコーディネート。コートのボタンを留めても留めなくても、白いニットが顔周りにあることで、全体の印象がパッと華やぎます。ニットの白とコートの黒が重なった袖口も、コーディネートのメリハリに。ボトムスはダークインディゴ(深い色合いの鮮やかな藍色)のスリットデニムパンツと白いコンバースを合わせて、暗くなすぎないようにまとめたのも正解。
■黒のダウンジャケットと白のタートルネックニット ノーカラーのショートジャケットとタイトスカートを黒でそろえ、コートのインナーに、白いタートルネックニットを合わせたコーディネート。こちらもコートの襟から白いニットを出して、顔周りを明るく見せています。ポイントは、ジャケットの裾から見えるニットの白。黒の分量が多くても、トップスとボトムスの間に白をはさむことで、重たい印象を和らげることができます。
ブラック×ホワイトに中間色を加えてソフトに
ブラック×ホワイトの強い印象を和らげたいときは、そこに中間のグレーを加えると、グラデーションのような滑らかさを出すことができます。またベージュもグレーと同様、堅すぎず、ゆるすぎず、ほどよく力が抜けた印象にしてくれます。無彩色のグレーを足すとクールで洗練されたイメージに、暖色系のベージュを足すと女性らしいイメージになるので、ニットやブルゾンなどに取り入れてみてください。■チェック柄ニットとグレーのスカート ブラック×ホワイト×グレーのチェック柄ニットに、グレーのロングスカートを合わせた洗練度の高いコーディネート。チェック柄ニットの色合いと、柔らかなワッシャープリーツ(洗いざらしの生地のようなシワっぽいプリーツ)の風合いが、リラックス感のあるムードを演出してくれます。マフラーとブーツの黒で、コーディネート全体の印象を引き締めるテクも見習いたいところ。
■黒のMA-1とピンクベージュのニット ユニクロのMA-1ジャケットとSNIDEL(スナイデル)のタイトスカートを黒でそろえ、ピンクベージュのハイネックニットを合わせたコーディネート。足元はハードな厚底ブーツで統一感を出し、ベージュ系のバッグを斜め掛けすれば、重たすぎず軽すぎない好バランスに。カジュアルでありながら、レディのような品格もあるコーディネートです。
ビビッドカラーを取り入れた差し色コーデ
ブラックとビビッドカラーを組み合わせると、ぐっとおしゃれな印象になります。「ビビッドカラーは派手すぎるのでは?」と抵抗を感じることがあるかもしれませんが、有彩色の中でもグリーンやブルーのような寒色系は落ち着いた雰囲気があるので、大人の女性にも取り入れやすいでしょう。■黒いカーディガンとグリーンのカラーパンツ 黒いカーディガンとグリーンのカラーパンツのコーディネート。アースカラーのグリーンは、会う人に心地よくリラックスした印象を残してくれます。カーディガンの襟と袖から、とろみのある白ブラウスを出して、ソフトな雰囲気を演出。くすみのあるグリーンのショルダーバッグで今年らしいムードを醸し出しています。
■黒のショート丈ジャケットとブルーのニット ショート丈の中綿ジャケットのインナーに、ブルーのタートルネックニットを合わせたコーディネート。空や海を象徴するブルーは、さわやかで清潔感のある色。ハイウエストデニムにウエストインして、ブルーの分量を少なくすることで、垢ぬけた印象に。ブラックケミカルのデニムパンツも今年らしいアイテムの1つ。ジャケットとボトムスの黒のトーンに変化をつけて、軽やかさを演出しています。
「黒(ブラック)」は、スタイリッシュで飽きのこない万能色ですが、暗さ、重さなどが、着る人のマイナスイメージにつながる場合があります。今回ご紹介した6つのコーディネートを参考に、組み合わせるアイテムの色を使って、上手に印象を調整してくださいね。
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