カラーコーディネート

「冬の黒コーデ」で地味見えしないコツ6つ!失敗しない色合わせは?

黒はスタイリッシュで飽きのこない万能色として親しまれています。しかし、冬の黒コーデは、暗い、重いといった、着る人のマイナスイメージにつながることも。今回は、そんな冬の黒コーデを華やかに見せる色合わせをご紹介します。

松本 英恵

執筆者:松本 英恵

カラーコーディネートガイド

「冬の黒コーデ」で地味見えしない6つのコツ!

「冬の黒コーデ」コツとは?

華やかに見える冬の「黒コーデ」

ファッションの定番色といえば「黒(ブラック)」。着回ししやすい色として不動の人気を誇ります。しかし冬に黒を着ると、暗く、重たい印象になってしまうことも……。今回は、冬の黒コーデを華やかに見せる色合わせをご紹介します。
 
<目次>
 

メリハリの効いたブラック×ホワイト

コントラストが強く、メリハリの効いた印象になる黒と白のモノトーン配色は、おしゃれに仕上がりやすい組み合わせです。しかし、シンプルすぎると野暮ったく見えてしまうこともあります。洗練されたイメージを演出できるかどうかは、白の見せ方次第です。

■黒のチェスターコートと白のハイネックニット
出典:WEAR

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膝下丈のベーシックなチェスターコートのインナーに、白いハイネックニットを合わせたコーディネート。コートのボタンを留めても留めなくても、白いニットが顔周りにあることで、全体の印象がパッと華やぎます。ニットの白とコートの黒が重なった袖口も、コーディネートのメリハリに。ボトムスはダークインディゴ(深い色合いの鮮やかな藍色)のスリットデニムパンツと白いコンバースを合わせて、暗くなすぎないようにまとめたのも正解。

■黒のダウンジャケットと白のタートルネックニット
出典:WEAR

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ノーカラーのショートジャケットとタイトスカートを黒でそろえ、コートのインナーに、白いタートルネックニットを合わせたコーディネート。こちらもコートの襟から白いニットを出して、顔周りを明るく見せています。ポイントは、ジャケットの裾から見えるニットの白。黒の分量が多くても、トップスとボトムスの間に白をはさむことで、重たい印象を和らげることができます。
 

ブラック×ホワイトに中間色を加えてソフトに

ブラック×ホワイトの強い印象を和らげたいときは、そこに中間のグレーを加えると、グラデーションのような滑らかさを出すことができます。またベージュもグレーと同様、堅すぎず、ゆるすぎず、ほどよく力が抜けた印象にしてくれます。無彩色のグレーを足すとクールで洗練されたイメージに、暖色系のベージュを足すと女性らしいイメージになるので、ニットやブルゾンなどに取り入れてみてください。

■チェック柄ニットとグレーのスカート
出典:WEAR

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ブラック×ホワイト×グレーのチェック柄ニットに、グレーのロングスカートを合わせた洗練度の高いコーディネート。チェック柄ニットの色合いと、柔らかなワッシャープリーツ(洗いざらしの生地のようなシワっぽいプリーツ)の風合いが、リラックス感のあるムードを演出してくれます。マフラーとブーツの黒で、コーディネート全体の印象を引き締めるテクも見習いたいところ。

■黒のMA-1とピンクベージュのニット
出典:WEAR

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ユニクロのMA-1ジャケットとSNIDEL(スナイデル)のタイトスカートを黒でそろえ、ピンクベージュのハイネックニットを合わせたコーディネート。足元はハードな厚底ブーツで統一感を出し、ベージュ系のバッグを斜め掛けすれば、重たすぎず軽すぎない好バランスに。カジュアルでありながら、レディのような品格もあるコーディネートです。
 

ビビッドカラーを取り入れた差し色コーデ

ブラックとビビッドカラーを組み合わせると、ぐっとおしゃれな印象になります。「ビビッドカラーは派手すぎるのでは?」と抵抗を感じることがあるかもしれませんが、有彩色の中でもグリーンやブルーのような寒色系は落ち着いた雰囲気があるので、大人の女性にも取り入れやすいでしょう。

■黒いカーディガンとグリーンのカラーパンツ
出典:WEAR

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黒いカーディガンとグリーンのカラーパンツのコーディネート。アースカラーのグリーンは、会う人に心地よくリラックスした印象を残してくれます。カーディガンの襟と袖から、とろみのある白ブラウスを出して、ソフトな雰囲気を演出。くすみのあるグリーンのショルダーバッグで今年らしいムードを醸し出しています。

■黒のショート丈ジャケットとブルーのニット
出典:WEAR

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ショート丈の中綿ジャケットのインナーに、ブルーのタートルネックニットを合わせたコーディネート。空や海を象徴するブルーは、さわやかで清潔感のある色。ハイウエストデニムにウエストインして、ブルーの分量を少なくすることで、垢ぬけた印象に。ブラックケミカルのデニムパンツも今年らしいアイテムの1つ。ジャケットとボトムスの黒のトーンに変化をつけて、軽やかさを演出しています。

「黒(ブラック)」は、スタイリッシュで飽きのこない万能色ですが、暗さ、重さなどが、着る人のマイナスイメージにつながる場合があります。今回ご紹介した6つのコーディネートを参考に、組み合わせるアイテムの色を使って、上手に印象を調整してくださいね。

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