友達との「音信不通」問題。どう向き合うべき……?
1:まずは、なぜ音信不通になったのかを考える
たまに会うくらいの関係性であれば、けんかなどをしていなくても、しばらく連絡を取り合わなくなることはよくあります。しかし、仲が良くてずっと頻繁に連絡を取り合っていたのに、急に音信不通になってしまった場合は、“それなりの理由”があることが多いでしょう。例えば、以下のような理由が考えられます。
(1)忙しくて、返事を忘れている
お互いの状況にもよりますが、1~2週間くらいの音信不通であれば、忙しさが原因の場合もあります。
(2)連絡できない事情がある
例えば、「身内が入院したとか、大変なことが起こっているけど、心配かけたくない」「パートナーから、『もうその友達とは付き合うな』と言われた」など、何か言いにくい理由があって連絡をとらなくしていることもあるでしょう。
(3)少し距離を置きたい
「相手(自分)が自分(相手)に嫉妬しているのを感じる」「このままだとけんかになりそう」などの理由から、しばらく会わないほうがいいと考えて、音信不通になることもあります。また、嫌いではないけど「話していても価値観が合わない」「一緒にいても楽しくない」といった理由から、距離を置こうとしている可能性も。
(4)もう連絡をとりたくない(縁を切りたい)
相手があなたに「気に障ることをされた」と思っていて、縁を切ろうとしている場合もあるでしょう。
2:少し様子を見つつ、的確な対策を立てる
基本は、どの理由であっても、こちらからは何度も連絡しないで、少し様子をみたほうがいいでしょう。ただ、(3)(4)の可能性が高く、どうしても縁を切りたくない場合は、「もしかしたら、なにか気に障るようなことをしちゃったかな? もしそうなら、ごめんなさい」など、謝罪の内容を送ってみるのもいいかもしれません。もし相手が怒っている場合は、「なぜ自分が怒っているのかを、相手に理解させたい」と考えることが多いので、返事が来る可能性は高いでしょう。
逆に、「何も気に障るようなことはされていないよ」というような返事が来た場合は、むしろ事態は深刻である可能性も。一緒にいても楽しくないから、距離を置こうとしている可能性が高いからです。
人間関係は、「怒っているから会わない」よりも、「一緒にいて楽しくないから会わない」ことのほうが問題ともいえます。相手は「わざわざ時間と労力を費やして、あなたと会う理由」を感じなくなってしまっているのかもしれません。もし次に会えるチャンスができたときは、「相手が楽しいと思えることは何か」をよく考えて過ごしたほうがいいでしょう。
3:離れてあげる
友達関係は、結婚とは違い「ずっと関係を続ける約束(契約)」を交わしているわけではないので、一緒にいるのも離れるのも、自由です。自分だけが一緒にいたくても、関係は成立しません。だから、もし相手が離れたがっているのであれば、離れてあげたほうがいいのです。いくら自分は関わりたくても、相手にしつこく連絡をとったら、嫌われてしまう可能性もあります。
しばらく「関係を寝かせる」ことも大事
会わなくなったとしても、月日と共にお互いが成長したら、また何かのきっかけで、仲良く過ごせるようになることもあります。だから、連絡が来なくなったのだとしても、すぐに関係を絶とうとしないで、「関係を寝かせておく」ことも大切です。忙しい現代人は、時間にも労力にも限りがあるので、プライベートでは「会いたい」と思う人に会うし、そうではない人には、無理してまで会おうとはしません。
だから、自分が相手にとって「連絡をしたい、会いたいと思うような人」になるしかないのです。大切な友達から連絡が途絶えたときは、今回紹介した3つのステップを参考に、今後の関係をどうしたらいいのかを考えてみてはいかがでしょうか。