All Aboutマネーガイドでもある仲良しFP(ファイナンシャルプランナー)5人が、女子旅をしてきました。FPならではの観点で、お得で楽しい旅情報をリレー形式でお届けします。第3弾は、「宿に安く泊まるテクニック」についてです。
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テクニック1「旅行の時期をオフシーズンにする」
宿の価格は、主に「通常期」「繁忙期」「閑散期(オフシーズン)」に分かれて設定されています。繁忙期を避けて、オフシーズンに泊まることで、宿泊代を安くすることができます。参考までに、オフシーズンは主に次の期間です。「1月~2月」正月明けや寒い季節
「4月上旬~中旬」新学期や新年度の年度初め
「11月~12月上旬」Xmasや年末年始の前
また、平日の宿泊は、金曜日・土曜日の宿泊より安くなります。日曜日のチェックインも、一般的には平日料金になりますので、日曜日の宿泊も狙い目です。
テクニック2「早割りを利用する」
宿やホテルには、「早割プラン」がある場合があります。宿泊の「90日前」「60日前」「45日前」「28日前」「14日前」「7日前」など、早い予約ほど、通常料金よりも割り引き率が大きくなるのでお得に泊まれます。注意点としては、キャンセルする場合です。キャンセル料が発生するタイミングや料金が通常とは異なることがあります。予約をする際は、キャンセルポリシーを確認するようにしましょう。
テクニック3「宿の公式サイトから予約する」
宿の予約ができるサイトは、ホテルの公式サイト、ホテル比較サイト、ホテル予約サイトなど、さまざまあります。ホテル公式サイト以外の予約サイトは、ポイントが貯まるメリットなどもありますが、宿と契約をして手数料を受け取るシステムになっているため、必ずしも料金が格安というわけではありません。例えば、1万円の宿泊料金としてホテル予約サイトに掲載すると、そのうち1500円は集客手数料として予約サイトに支払い、8500円が宿の収入になります(手数料は予約サイトによって異なります)。
そこで、宿側も考えました。それなら自社の公式サイトの料金を9000円に設定すれば、お客様も安く泊まれるし、宿の収入も増えるぞと。
このように、一部の宿泊施設の公式サイトでは、「他の予約サイトの同一条件の宿泊プランより安い宿泊料金で販売することを保証する」と告知しています。これを「ベストレート保証」といい、公式サイトの宿泊料金より他の予約サイトのほうが安い場合(ベストレートが守られていなかった場合)、それを知らせてくれた人に最低料金(他の予約サイトの価格)で宿泊を提供する制度を取り入れています(※宿によって申し出るルールが異なります)。最低保証価格があれば、安心して宿に直接申し込みができますね。
番外編「ふるさと納税で旅行券や宿泊券をもらう」
ふるさと納税の返礼品といえば、お肉やお米など、食品の印象が強いかもしれません。実は、寄付のお礼に旅行券や、宿泊ポイントなどを進呈してくれる自治体もあるんです。寄付金の最大30%が還元され、お得に旅行ができるというわけです。自治体も観光客を取り囲むことができ、経済効果につながるメリットがあります。ぜひ、旅をしてみたい自治体があったら、ふるさと納税をチェックしてみてください。
FP5人仲良し旅の宿選びは?
職業柄、少しでもお得に旅をしたい私たちも、冒頭で紹介したテクニックを使っています。宿泊日を平日にし、2カ月前には決めました。今回は、UさんがVIP会員になっている予約サイトで割引特典が受けられるのというのでそれを利用しました。5人で話し合った結果、1泊目をリーズナブルな宿に、2泊目をちょっといい老舗旅館に泊まることにしました。1泊目は、1フロア貸し切りのコンドミニアム風の宿を選びました。キッチンもお風呂もランドリーも付いていて、広々とした友達の家にみんなで泊まるような感覚でくつろげました。4人以上でワイワイ泊まるなら、このように独立したレジデンスも1人あたりの単価が下がり、居心地もよくオススメです。利用した宿にはフロントがなく、エレベーター前においてあるタブレットに暗証番号や宿泊者情報を入力するシステム。無人の宿は初めての経験でした。
楽しい夜のおしゃべり。深夜に多少ワイワイやっても1フロア貸し切りなので影響なし!
能楽堂があって、気分は能楽師!
「ちょっといい宿に泊まるのもたまにはいいよね!」道後温泉のそばにある老舗旅館にて
まとめ
このように、宿にはさまざまなスタイルがあり、それぞれの良さがあります。かさみがちな宿代を安くできると、その分、食事や観光を豪華にすることもできますね。宿選びも旅行の醍醐味。みんなで話し合いながら、目的や予算に合わせて楽しく選びましょう。★第4回『50代の仲良し旅行、お得に街を観光するヒント3つ』に続きます!