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メルカリの「値下げ交渉」で出品者がモヤッとすること3選! どう対処すればいい?

メルカリは個人間取引ということもあり、相手の態度次第で出品者がモヤモヤすることも少なくありません。具体例や対応策を紹介します。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

メルカリの値下げ交渉で出品者がモヤモヤすることとは?

メルカリの値下げ交渉で出品者がモヤモヤすることとは?

値下げ交渉が頻繁に行われるメルカリでは、相手の態度次第で出品者がモヤモヤすることも少なくありません。どんなことで出品者が“モヤッ”としてしまうのか、具体例を挙げつつ対処法を解説していきます。
 
<目次>
 

出品者がモヤモヤすること1:大幅な値下げの依頼

メルカリの値下げ交渉は本来メルカリのオフィシャルなルールではありません。そのため値下げの依頼をするような機能はなく、購入希望者はコメントを通して出品者と交渉することになります。

他のユーザーも見られるオープンなコメント欄なので、いくらで交渉しているのかはすぐに分かります。中には、「これでは出品者はOKしないだろうな」と思う価格で交渉しているユーザーも。

例えば5000円の商品に対して「半額にしてください」は、出品者にとっては無理な相談になってくるでしょう。筆者も以前、半額に近い価格で交渉されたことがありますが、さすがに「無理!」と思いました。

■出品者の気持ちは?
交渉する側は予算内で買いたいと思うのでしょうが、出品者の気持ちを考えることも大切です。「その値段で売ってほしいと言われて、自分だったらどう思うのか?」ということです。

大幅な値下げ交渉をされた時、出品者は「その価格で売ったらいくら自分に入ってくるのか」を瞬時に計算します。メルカリに支払う販売手数料、送料を引いた金額になるわけですが、その金額が納得できない場合には、交渉は成立しません。むしろ、商品の価値を低く見積もっているとさえ思ってしまうこともあるのです。

■出品者は値下げを断っても問題なし
大幅な値下げ交渉がきた場合、出品者は「できません」ときっぱり断りましょう。ここでしてはいけないのは、コメントをスルーすることです。コメントがあると他のユーザーは気を遣って購入しないことも多いですし、何より「対応しない出品者」という悪いイメージを与えてしまうからです。それならば、きちんと断ってコメントを削除してしまった方が、他のユーザーへの影響もありません。

■購入者視点。値下げの幅はどう考えればよいのか
値下げの幅は、大きくても2割引き程度でしょう。5000円の商品ならば、1000円を引いた4000円です。Yahoo!フリマ(旧PayPayフリマ)には「価格の相談」という機能がありますが、販売価格の20%引きまでというルールになっています(販売価格の80%未満の価格では相談ができません)。

2割が限度とはいえ、実際に2割を金額にすると大幅な値下げに感じてしまうこともあります。自分が出品者なら5000円を4000円にするのは、正直キツイと感じますよね。そのため筆者の場合には、1割程度が妥当ではないかと考えています。
 

出品者がモヤモヤすること2:値下げしたのにノーコメント

■購入者の態度の激変に驚く
値下げ交渉の末に購入手続きをしてもらったのはいいけれど、取引メッセージがない購入者もいます。そんなユーザーにモヤモヤしてしまう出品者もいます。値下げしてもらうまではやたらコメントをしていたのに、あからさまな態度の変化に「え?」と思ってしまうからです。

「値下げしたのだから、お礼の一言があってもいいのでは?」と考える出品者も少なくないでしょう。特に何度もコメントのやり取りをしたのであれば、余計にその気持ちは強くなるかもしれません。

■お礼の一言があると無難
もちろん、取引メッセージは必要ないと思っている出品者もいますし、必須ではありません。購入者も、普段から取引メッセージを送らないようにしているのかもしれません。ここはユーザーの考えによるのですが、お礼の一言を送っておくと、出品者は悪い気はしないと思います。
 

出品者がモヤモヤすること3:値下げして売った商品を転売される

値下げ交渉をして自分が売った商品が、メルカリに出品されてしまうことがあるかもしれません。購入者にとって不要品になったのなら仕方ないと思えるのですが、そうでない場合もあります。要するに「転売」です。

■値下げをしたのに転売……。悔しさもある
メルカリに出品されている商品は全て「転売」と言えばそうなのですが、問題は買った価格よりも遥かに高額で出品してしまうことです。しかも値下げ交渉をしたのに、それが転売されたとなると、出品者も納得できない部分があります。

以前、筆者の知人が推し活を卒業するので持っていた推しグッズを出品しました。値下げ交渉の末に購入されて取引も無事に終わったのですが、その後、その商品が転売されていました。傷の位置が全く同じだったので、分かったそうです。

その人は推しを卒業するから「次の人に大切に使ってほしい」気持ちがあったからこそ値下げをしたわけです。転売されたことはショックでしたし、悔しさもあったと思います。

■出品するタイミングと価格に注意
出品されるタイミングが購入してから間もない場合、そして購入価格よりも販売価格が高い場合、転売を目的にして買ったのだなと思うのは当然のことだと思います。一方で、購入したものを使い、本当に不要品となったならば、メルカリで売るのは自然の流れともいえます。

その際は、価格をきちんと見極める必要があるでしょう。もちろん需要が高まっていたり、季節要因が絡んだりして相場が高くなることがあるかもしれませんから、メルカリでいくらで売られているのかをチェックするのは重要です。

メルカリの値下げ交渉は出品者と購入希望者の駆け引きのようなものなので、お互いに妥協点を見つけていくことになります。どちらかが嫌な思いをするのは、本来の交渉の意味合いとは異なります。ナーバスになりがちなことなので、お互いの気持ちを考えながら交渉をしていくことが大切ではないでしょうか。

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