冷凍からオーブンまで! キッチンで大活躍する「シリコンバッグ」
ここ数年、注目を集めているキッチンアイテム「シリコンバッグ」は、調理や食品保存に使えるシリコン製のバッグ。従来のジッパー付き保存袋と比べると、用途は同じであるものの洗って繰り返し使えるという点が大きく違ってきます。しかし、従来の保存袋だと1枚10円や20円という価格帯なのに対し、シリコンバッグの多くは2000円から3000円と高くなっています。
筆者が使用しているものは、スタッシャーのミディアム・マチ付きで2530円(ピンク)、ジップトップのディッシュMサイズ2750円(グリーン)、ダイソー680ml220円、1L330円(ホワイト)です(※価格は筆者が購入した時点のもの)。
これ以外にも、シリコンスチーマーで一世を風靡したフランスのルクエや、日本のメーカー和平フレイズなどからも発売されています。メーカーにより細かな違いはありますが、今回は一般的なシリコンバッグの特徴をご紹介します。
シリコンバッグは洗って繰り返し使える
従来のジッパー付き保存袋は、基本的には使い捨てです。洗って使うとしても数回限りのものとなっています。一方でこのシリコンバッグは、食器のように洗って繰り返し使うことができるため、単価は高くても使うたびにコストパフォーマンスは良くなってきます。また最近では、お手頃価格のダイソーでも発売されているため、気軽に導入しやすくなっているのではないでしょうか。
完全密閉ではないけれど、こぼれない
各商品に「完全密閉」とは書かれていませんが、基本的にチャック部分がしっかりしているため、液体を入れているときに倒れてもすぐに中身がこぼれ出るということはありません。スタッシャーやジップトップのシリコンバッグは、チャック部分の切れ込みが深く2重になっています。 ダイソーのシリコンバッグは、スライドバーで閉じるようになっています。また上部に輪っかがついているため、湯煎したあとなどに鍋の中から取り出しやすいのも特徴です。
マチのあるタイプは自立し、冷蔵庫内で場所をとらない
マチがない細身のシリコンバッグもありますが、マチがあるものは自立するため、冷蔵庫内でも立てて収納することが可能。冷蔵庫内の空間を有効活用できて、出し入れもしやすくなっています。冷凍から電子レンジ、オーブンまで使える
メーカーによって耐熱温度に差はありますが、筆者が使用しているスタッシャーはマイナス18~250度、ジップトップはマイナス30~220度、ダイソーもマイナス30~220度。冷凍から電子レンジ、オーブンまで使うことができる温度帯のものがほとんどです。湯煎もできるシリコンバッグ
シリコンバッグは湯煎にも利用できるのが便利な点です。例えば、下味をつけて冷凍しておいた鶏のむね肉を、そのまま湯煎にかけることでハムのように調理することができます。シリコンバッグは食洗機もOK!
高温に耐えられるため、もちろん食洗機も対応可能。洗う手間が省けるため、洗い物が好きでない人にもおすすめです。加熱からそのまま調理ができるシリコンバッグ
やわらかく厚みがあるシリコンなので、このバッグの中で調理することも可能です。例えば、シリコンバッグにじゃがいもを入れて電子レンジで加熱。その後、触れるほどの温度になったら、バッグの外側から押してじゃがいもを潰し、調味料やその他の食材を加えてシリコンバッグの中でポテトサラダを完成させることもできます。
同様に、水とパスタをシリコンバッグに入れて電子レンジで加熱し、お湯を切ったあとにソースを加えてあえることも可能。調理中の洗い物を減らすこともできるのです。
まだまだ様々な使い道があるシリコンバッグ。一度使うとその便利さに手放せなくなります。ぜひ一度お試しください。