恋愛が進展しないのは、あなたが受け身な女性だから
受け身のままでいると、幸せな恋愛はできない?
「男性がリードする恋愛」が世の中の基準(デフォルト)だったのは昭和の話。平成を経て令和になった現代は、ジェンダーレスな関係性が支持されています。ジェンダーレスな関係性とは、男女の性差を意識しない(させない)付き合い方のこと。告白だってどちらからしてもいいし、デート代だってワリカンにすれば気楽です。相手のリード(の下手さ)にイライラするくらいなら、自分が行きたい場所へ恋人を連れて行くほうが、2人とも楽しい時間を過ごせるのではないでしょうか。
「彼氏ができない」「好きな人となかなか進展しない」、そんな悩みを持つ女性は、ジェンダーレスとは正反対。恋愛全般に対し圧倒的に受け身で、男性からアプローチされるのを待つばかりで、自分からアクションを起こしません。
受け身スタンスの女性は「(自分より恋愛経験のある)男性にリードされたい」という期待を抱いています。どこで教えられたのか「女性がグイグイ引っ張るのは下品」「男性におごってもらってこそ(女性としての)価値がある」というザ・昭和な価値観を持っている人もいます。
結果、好きな人ができても「声かけられるの待ち」で見つめるだけ(しかも目があえばそらす)。たとえ毎日会話できる環境だとしても「誘われるの待ち」なため、いつまでもデートにこぎつけません。
受け身を美徳とするのはあなたの勝手。だけどそうやって片思いしている間に、筆者のような女豹(!)は臆せずに好きな人をデートに誘い、分かりやすく好意を示します。
あなたが見つめるだけの好きな人も、横から女豹に割り込まれてしまうかもしれません。それでも受け身のままでいるほうが正解だと思いますか?
モテる人ほど「幸せな恋愛」ができない理由
恋愛に対し受け身になりがちなのは、恋愛経験が少ない人とは限りません。学生時代からずっとモテる人生を歩んできた女性にも、受け身な人は多く見受けられます。モテる女性が受け身になりがちなのは、何もしなくても相手のほうからアプローチされるから。たくさんの男性にモテるならば、付き合う相手も選び放題です。しかしそのモテっぷりが仇となり、幸せな恋愛ができなくなる人もいます。
モテる女性にアプローチできるのは、自分に自信がある男性、もしくはワンチャン狙いの無謀な男性です。そのようなタイプの男性が好みでないとしたら、いくらモテてもうれしくはありません。
モテるほど、恋が始まる機会も多くなります。それでも自分からアプローチしなければ、何人とつき合っても恋愛偏差値は初心者のまま。寄ってくる相手と付き合うばかりで本当に好きな人と親しくなれなかったら、それは幸せといえるでしょうか。
「愛され」スキルより「愛させる」スキルを磨こう
あなたが美人でも、モテて相手に不自由しない立場でも、そこに甘んじていたら、いつしか魅力は半減します。「モテ」「愛され」は受け身なスキル。男性が寄ってきやすい外見や雰囲気を醸し出せることはひとつの才能ですが、チヤホヤされる薄っぺらい魅力だけでは、長く深く愛される人にはなれないでしょう。
いわゆる「いい男」やあなた好みの男性と恋人になりたかったら、あなたならではの魅力(=個性)を上手にアピールできるスキルを身につけること。個性があるだけではダメなのです。たとえば歌がうまいなら、好きな人にベタ褒めされる渾身の1曲をマスターしカラオケに誘うこと。たとえば手先が器用なら、自分の作品をInstagramで発表して見てもらうこと。
そこまで「すごい特技」じゃなくても、たとえば美髪に自信があるなら「触り心地のいい髪」になるよう念入りにケアしたり、おしゃべり好きなら「いつまでも話していたくなる」会話テクを磨くのも一案です。
自分の「好き」や得意なことを追求し、上手にアピールできる人を目指してみる。それは好きな人に告白するより、ずっと簡単なはず。
自身の魅力を発揮するのは、愛されるための努力ではなく「愛させる」アプローチのひとつ。「そのままの私」で勝負できなくても、魅力的なポイントを1つでも見せられるよう心がければ、次第にアプローチも上手になるはず。受け身をやめて、恋をもっと楽しみましょう!
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