家のために木を伐ることが、森を育ててCO2を減らす
木の家を建て、そこで暮らす快適さを伝える住友林業の住宅広告「TREEing」。幅広い世代に人気で、爽やかな木の香りまで感じられるような素敵なCMやポスターになっています。(「TREEing」について紹介した記事はコチラ)多くの人の目に触れて高評価が集まる一方で、住宅のために木を伐るという行為が、自然を壊してしまうのではないかと思われる方もいるかもしれません。
「それは大きな誤解です。木を伐って家を建てるのは、森を育てて環境を守ることに直接つながっているのをぜひ知っていただきたい。そんな思いを込めて、新しい広告のテーマを『TREEing for EARTH』とし、サブテーマに『森を育てる家』という言葉を使いました」と話すのは、住友林業 住宅・建築事業本部 営業推進部の岡本陽一さん(以下コメントはすべて岡本さん)。
古い木を伐り、新しい木を植えることで、森はどんどん若返る
なぜ、「木を伐る」ことが森を育て、環境を守ることになるのでしょうか。「木がCO2を吸収して、脱炭素化に役立っていることはよく知られていますが、特にたくさんCO2を吸収するのは成長する若い木です。樹齢の長い木を適切な時期に伐採し、苗木を植林して新しい木を育てれば森が若返ります。その結果としてCO2の吸収量も上がり、地球環境保全への貢献ができるというわけです」
50年生の植林杉林をモデルにすると、住友林業の木の家を建てることで、森林が約0.30ヘクタール(テニスコート約11面分)若返ることとなり、新たに91トンのCO2を吸収してくれるという試算も。木を伐採して使用し、その分新たに植林して木を育てるというサイクルが、とても重要であるとわかります。
正しく森林を管理することで、森は若返って元気になる
「日本は世界有数の森林大国ですが、木と木の間隔が狭かったり、山道が開けていなかったりするため大きな木が運びにくいなど、まだまだ伐採する環境が整っていないという実情もあります。住友林業は国内に多くの社有林を持っていますが、さまざまな知識と経験を積み重ね、それらを活かした適切な森林管理を行っています。
また、日本だけでなく海外の木材を取引する際も、伐採した分、再び植林をして森を育てるという条件をつけ、地球環境を守る努力を続けています。ですので、住友林業で木の家を建てていただくということは、森を育てるということにつながるのです」
木の家に住んでいるだけで、CO2削減ができる?
さらに、「木の家に住んでいるだけで、生涯にわたって脱炭素化に貢献できるのをご存知でしょうか」という岡本さん。「木が吸収したCO2は『炭素』として内部に蓄えられ、木を燃やしたり腐らせたりしない限り、再びCO2が排出されることはありません。木の家を建てることで、木材となった木は長い期間炭素を蓄えたままでいてくれます。条件にもよりますが、木の家1軒分に蓄えられる炭素は約4.9トン。これは東京ドーム約18個分の空気の中に含まれるCO2の量(炭素量)と同じで、それだけ排出量が抑えられていることになります」
家1軒で、そこまで膨大な量になるのは驚きです! 木の家がしっかりと炭素を蓄えていることで脱炭素化に役立っているのですね。
次のページでは、長澤まさみさん、加瀬亮さん出演の実際のCMをご紹介します >>
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<関連リンク>
住友林業「TREEing for EARTH」のウェブサイト
長澤まさみさん、加瀬亮さんが出演する住友林業の過去のTVCMはコチラから(住友林業グループ公式YouTubeチャンネル)
「住友林業の家」YouTubeチャンネル