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iPhoneを紛失したら真っ先に行うべき対処法! まずは位置情報の確認から

iPhoneを無くしてしまったら、まずはiPhoneの位置情報を確認し、各種機能を停止しましょう。具体的なやり方を解説します。

ばんか

執筆者:ばんか

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iPhoneを紛失したら真っ先に行うべき対処法

iPhoneを紛失したら真っ先に行うべき対処法

iPhoneを無くしてしまったと気づいたら、真っ先に行うべきことがあります。それは「iPhoneの位置を確認し、各種機能を停止すること」です。この操作は、パソコンや他のiPhoneから遠隔で実行ができます。

iPhoneが他人の手に渡れば、個人情報が危険にさらされるだけでなく、Suicaなどの交通系ICカードでの支払いも可能ですし、場合によってはクレジットカードの利用すら可能です。いち早く対処して、被害を最小限にとどめるようにしましょう。
 

事前準備:「iPhoneを探す」の設定

iPhoneを遠隔で操作するためには、事前の準備として、「iPhoneを探す」を有効にしておく必要があります。

「設定」アプリを開き、「Apple ID」→「探す」と進み、「iPhoneを探す」の項目をオンにしておきます。
 
iPhoneを紛失したら真っ先に行うべき対処法

「設定」アプリで「Apple ID」→「探す」と進み、「iPhoneを探す」の項目をオンに

この項目をオンにしておくことで、「探す」アプリを利用して遠隔でiPhoneを制御できるようになります。
 

「探す」が有効になっていないときの対処法

「探す」がアクティブになっていないiPhoneを、遠隔で操作することはできません。その場合、被害を最小限にとどめるためには、アカウントのパスワードを変更するのが有効です。

まずはAppleの「Apple ID」のパスワードです。これを変更すれば、Apple Payの悪用を防ぐことができます。

今回はWebサイトを利用したパスワードの変更方法をご紹介します。iPhoneやMacを使った変更方法は、公式サイトで解説がありますので、こちらの記事を参照してください。

1. 
まず「https://appleid.apple.com」にアクセスし、サインインします。
iPhoneを紛失したら真っ先に行うべき対処法

「https://appleid.apple.com」にアクセスし、サインイン


2. 
ログイン後の管理画面から「パスワード」を選択します。
iPhoneを紛失したら真っ先に行うべき対処法

「パスワード」を選択


​​​​3. 
「現在のパスワード」と「新しいパスワード」を入力。「新しいパスワードの確認」の項目には、設定した新しいパスワードをもう一度入力します。
iPhoneを紛失したら真っ先に行うべき対処法

「現在のパスワード」と「新しいパスワード」を入力


4. 
最後に「パスワードを変更」をクリックして完了です。

もし万が一サインインするためのパスワードを忘れてしまった場合は、Appleのこちらのページを参照して、解決してみてください。
 

参考:Apple ID のパスワードを忘れた場合 - Apple サポート (日本)


それでは次に、「iPhoneを探す」が事前にアクティブになっていたときの対処法をご紹介します。
 

「探す」が有効になっているときの対処法

「探す」が有効になっていれば、iPhoneの現在地を地図上から確認したり、リモートでパスコードロックをかけたり、初期化をすることができます。

1. 地図上でデバイスの位置を確認する
まずは紛失したデバイスがどこにあるのかを確認しましょう。

Webブラウザから「iCloud.com/find」にアクセスするか、持っている他のAppleデバイスにインストールされている「探す」アプリを使用します。

iCloud.com/find」にアクセスした場合は、まず、Apple IDとパスワードを入力してサインインします。
iPhoneを紛失したら真っ先に行うべき対処法

Apple IDとパスワードを入力してサインイン


すると地図が表示され、自分のデバイスが地図上に表示されます。
iPhoneを紛失したら真っ先に行うべき対処法

自分のデバイスが地図上に表示される


2. 紛失としてマークをする
地図からデバイスの位置を特定できたら、「紛失」としてマークを付けましょう。そうすることで、リモートでパスコードロックをかけたり、Apple Payを無効にできたりします。
 
iPhoneを紛失したら真っ先に行うべき対処法

「紛失」としてマークを付ける

今回はWebブラウザを利用した方法でご紹介しますが、各デバイスの「探す」アプリからでも同様の操作が可能です。

(1)
先ほどの地図の画面にアクセスしたら、画面上部にある「すべてのデバイス」をクリックしてメニューを表示。その中から、該当のデバイスを選択します。
iPhoneを紛失したら真っ先に行うべき対処法

該当のデバイスを選択


(2)
メニューの中から「紛失モード」を選択します。
iPhoneを紛失したら真っ先に行うべき対処法

「紛失モード」を選択


(3)
見つけてくれた人への連絡事項を記入します。受け取れる連絡先と、画面に表示するメッセージを入力しましょう。
 
iPhoneを紛失したら真っ先に行うべき対処法

見つけてくれた人への連絡事項を記入


​これで完了。デバイスのメニュー表示に「紛失モード」のアイコンが表示されていればOKです。

デバイスにパスコードロックがかけられるので、他人が勝手にiPhoneを使うことはできなくなります。Apple Payの利用もできなくなるので、不正利用の防止にも最適。

・設定したデバイスでの見え方
設定したデバイスの画面には、以下のように、設定した連絡先情報とメッセージが表示されます。デバイスを見つけてくれた人が、画面に表示されたメッセージを見て、連絡をしてくれることを期待しましょう。
iPhoneを紛失したら真っ先に行うべき対処法

設定した連絡先情報とメッセージが表示される


3. デバイスを消去する
「iPhoneの中身を見られるのはなんとしても避けたい」「もう手元に戻ってくる見込みがない」

そんなときは最終手段として、デバイスを消去できます。つまり、iPhoneの中に入っているデータをすべて削除して、初期化することが可能です。

先ほどと同様、Appleデバイスか、あるいはWebブラウザで「iCloud.com/find」にアクセス。消去したいデバイスを選択したら、「デバイスを消去」を選択。
iPhoneを紛失したら真っ先に行うべき対処法

消去したいデバイスを選択したら、「デバイスを消去」を選択

あとは手順に沿ってボタンをタップしていけば、遠隔でデバイスを初期化できます。

この機能は、紛失したiPhoneのバッテリーが切れていたり、オフラインの状態であっても有効です。

その場合は、即座に初期化されることはなく、iPhoneがオンラインかつバッテリーが復旧したときに、自動的に初期化がスタートします。


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