iPhone/iPhoneの裏技

60代の両親のスマホを「Android」から「iPhone」に変えさせた理由(2ページ目)

60代の両親に「いい機会だからiPhoneにしてみないか?」と提案しました。なぜAndroidからiPhoneに変えたほうが良いとおすすめしたのか、理由は……。

ばんか

執筆者:ばんか

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なぜ両親にはiPhoneをすすめたのか

両親がスマホに求めているもの。それはスピーディーな処理が可能な高性能チップでもなければ、デジカメにも負けない高画質なカメラでもありません。

簡単で分かりやすく、使いやすいかどうか。そして、何か分からない事があったときは、トラブルが起きたときに、助けてもらえるかどうか。この2つこそが重要なのです。

これら2つが満たせれば、その他の性能についてはそこそこで十分。というか、1つ1つの機種について、そこまで性能の違いを感じることができないのです。

確かに、筆者ですら新しいiPhoneが発売された時に、その変更点をまとめるのに苦労するぐらいです。普通の人からしたら、「iPhone 12」と「iPhone 13」の違いを明確に実感することは難しいのかもしれませんね。

「分かりやすさ、使いやすさ」と「サポートのしやすさ、トラブルの解決しやすさ」。この2つを重視するのであれば、AndroidよりもiPhoneのほうが適していると考えたのです。

■ シンプルで分かりやすいインターフェース
iPhoneの特徴に「カスタマイズ性は高くない」と書きました。これは決してデメリットではなく、特に今回のようなケースでは大きなメリットとなります。

まず一貫して、iPhoneで行うほとんどすべての動作が「アプリを起動する」ところから始まる点です。このシンプルさが非常にうれしい。

iPhone内の設定を変更するときも「設定」アプリを起動するところから始まります。カメラも、メモも、Webブラウジングも、iPhoneで行うほとんどすべてのアクションは、そのためのアプリを起動することから始まります。

そしてその、肝心のアプリは、基本的にホーム画面に整然と並んでいます。並べ方も決められていて、上から順に、4列に並べることしかできません。
両親にiPhoneを勧めた理由

一般的なiPhoneのホーム画面イメージ

ですので、迷うことがほとんどありません。ホーム画面に並んでいるアプリの中から、必要なアプリを選択する。これだけでiPhoneを使いこなせるといっても過言ではありません。特別な操作を覚える必要がないのです。

しかも、iPhoneにインストールされているアプリは、すべて「ライブラリ」に間違いなく存在しています。「あのアプリ、どこにいったんだろう?」という悩みすらないのです。

余計なものを削いで削いで、だれにとっても分かりやすく、簡単に扱えるように設計されているように感じます。

実際、iPhoneに変更した両親からは、操作についての相談や質問がほとんど聞かれません。最初の30分ぐらいで簡単な操作のレクチャーをしただけで、すんなり受け入れられた様子でした。

■ サポートがしやすい、トラブルが解決しやすい
前述の通り、iPhoneは新しい機種がリリースされたとしても、機種ごとの違いがほとんどありません。ホームボタンの有無や、カメラのレンズの数に差異がありますが、使い勝手や操作への影響はほとんどないと言ってもいいでしょう。

そのため、両親がなにか操作で迷ったとしても、筆者の手元にあるiPhoneで再現がしやすい。これがとても重要なポイントなのです。

Androidだと「◯◯◯ができなくて困ってる」というトラブルが起きたとき、同じ機種が手元にないとイマイチ状況が把握しづらく、適切なアドバイスをしてあげることが難しい。

その点iPhoneなら、たとえ相手が「iPhone 11」で、筆者が「iPhone 13」だったとしても、画面のレイアウトや操作の仕方について大きな違いはでません。なのでスクリーンショットを撮って送ったり、FaceTimeで画面共有しながら教えることで、簡単に解決してあげることができます。
 

参考:【iPhoneの便利ワザ】離れて住む親にiPhoneの使い方を遠隔で教える方法


また、iPhoneはユーザーが多く、参考になるサイトや記事も多いのも忘れてはいけないポイントです。

筆者自身のブログでiPhoneの使い方やトラブルシューティングを記事にまとめていますが、記事の鮮度が落ちにくいことを実感しています。

iPhoneは一年に一回は新しい機種がリリースされますし、iOSのバージョンも定期的にアップデートされます。しかし「そのたびに記事を新しくしなければならないか?」といわれれば、実はそんなことはなく。情報が古くなって使えなくなることは少なく、数年前の記事がいまだに役立つことも珍しくありません。

Androidに比べたら圧倒的に情報を取得しやすいところが、「iPhoneが使いやすい」といわれる要因の1つでしょう。
 

まとめ

両親がiPhoneを使い始めて、半年が経とうとしています。最初の1カ月ぐらいは週に1回ぐらいのペースで問い合わせの連絡をもらっていましたが、今ではほとんどありません。

そればかりか「使い勝手が似ていて使いやすい」とiPadを購入したり、「こんな便利なアプリがあったよ」と教えてくれたりするほどです。

自分で工夫しながら使っている様子を心強く感じながら、なによりiPhoneを楽しんで使えていることが、筆者としては何よりうれしい事実なのでした。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※機種やOSのバージョンによって画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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