【コーラ3種】女性の服装からデザインされた瓶たち
ガラス瓶で飲むソフトドリンクというと、コーラを思い浮かべる方は多いと思います。缶やPETボトルに比べ炭酸の効きが強いので、瓶コーラのほうが爽快感が強いという話はよく聞きます。
画像左:コカ・コーラの瓶は『コンツアーボトル』と呼ばれ、1914年に誕生、1960年にアメリカで商標として認められました。この瓶のデザインは女性のホブルスカート(裾を極端に絞ったスカート)からデザインされたといわれています。『暗闇でもコカ・コーラとわかる』ことがデザインの条件だったそうです。
画像中央:ペプシコーラの瓶は1958年に誕生した『スワールボトル』をアレンジしたものです。1990年代初めまではこの瓶が使われていました。スワール(swirl)とは渦流という意味で、スカートの種類にスワールスカート(巻くような感じに見える螺旋状の切り替えが特徴のスカート)があります。
画像右:コアップガラナはコーラ飲料日本参入の対抗商品として、1960年に全国清涼飲料協同組合連合会が誕生させたガラナ入り炭酸飲料です。現在でも同じデザインのワンウェイ瓶が入手できますが、この瓶のデザインは京都の舞妓の立ち姿や和服の着物からデザインされたものといわれています。
どれも女性の服装からデザインされた瓶というのが興味を引くところです。
【オレンジジュース3種】懐かしい味、憶えてる?
次はオレンジ味のソフトドリンクを紹介します。
画像左:バヤリースは現在もアサヒ飲料から販売されているオレンジ果汁飲料です。これは1990年代に新潟市内の酒店で購入したものです。中身入りで保管していたら、内容物のオレンジ色が薄くなってきました。
画像中央:コカ・コーラのファンタ、現在は果汁が入っていますが、かつては無果汁でした。撮影用に現在のファンタを入れ、王冠はグレープ味のものを使って撮影しているので、違和感を持たれ方もいらっしゃるかもしれませんがご容赦を。
画像右:武田食品工業のプラッシーはお米屋さんに注文するソフトドリンクとして有名でした。当時、タケダはビタミン強化米で米屋に流通ルートを持っていたからといわれています。みかんパルプ入りというのも特徴でした。この写真も中身と王冠は別物です。
【乳性炭酸飲料3種】白くてシュワシュワ、おいしいね。
リターナブル瓶の最後は乳性炭酸飲料です。
画像左:スコールは1972年に南日本酪農協同が発売した日本初の乳性炭酸飲料です。現在も缶やPETボトルで販売されています。品質保持のための緑色207mlガラス瓶はカナダドライのリターナブル瓶と同じサイズです。
画像中央:カルピスソーダは1973年に発売されました。かつては缶入り、現在はPETボトル入りが主流ですが、30年ほど前に業務用のリターナブル瓶を入手することができました。品質保持のためビール瓶のような茶色の瓶になっています。
画像右:アンバサは1981年に発売されたコカ・コーラの乳性炭酸飲料です。『白いおいしさ』というキャッチコピーで、CMにはタレントのヒロコ・グレースさんが出演していました。現在は全国販売されておらず北陸限定とのことですが、コカ・コーラの通販で入手可能です。
続いて、思い出のワンウェイ瓶をご紹介! 昔のポカリ瓶も登場します。