仕事・給与

ボーナスの使い道ランキング!【2022年・夏最新版】

2022年の夏ボーナス、このお金の使い道はどう考えている人が多いのでしょうか? 最新のボーナスの使い道ランキングを紹介します。2022年夏ボーナスはコロナ禍での前年の支給より増えるという調査がでています。ボーナスを手にできた人はどうするのでしょうか?

福一 由紀

執筆者:福一 由紀

ファイナンシャルプランナー / 仕事・給与ガイド

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2022年夏のボーナスの使い道

2022年の夏のボーナスは、コロナ禍での支給だった2020年より増加という調査結果がでています。とはいっても、業種によっては、まだまだ給付状態がよくないのも現実です。値上げラッシュで家計が圧迫している状態ではありますが、2022年の夏のボーナスの使い道はどのようになっているのでしょうか?
2022年夏のボーナス使い道。例年、使い道トップや預貯金。2022年は?

2022年夏のボーナス使い道。例年、使い道トップは預貯金。2022年は?

会社員や公務員にとってボーナスは、自分へのご褒美といったところでしょうか。普段買えないもの、欲しいものを買う、未来のために貯めるなどいろいろな使い道があるでしょう。今回は、株式会社ロイヤリティ マーケティングが発表した「第53回 Ponta消費意識調査 2022年6月発表」のデータを元に、ボーナスの使い道をみてみましょう。
  

ボーナス使い道ランキングTOP3:預貯金、旅行、食品

【2022年夏のボーナスの使い道(3つまでの複数回答)「Pontaリサーチ」調べ】
 
【1位】貯金・預金……34.8%
【2位】旅行(宿泊を伴うもの)……7.8%
【3位】食品(ふだん食べるもの)……6.4%
【4位】外食(食堂・レストラン、和・洋・中ほか専門店)……5.1%
【5位】財形貯蓄……3.6%
【6位】衣服……3.5%
【7位】ローンや借入の返済……2.9%
【8位】投資信託……2.8%
【9位】株式……2.5%
【10位】旅行(日帰り)……2.2%
特にない……7.0%、支給されない・分からない……47.3%
  
2022年夏のボーナスの使い道トップは「貯金・預金」で34.8%でした。前年も1位で37.1%でした。前年より少し減ったものの、この預貯金は不動の1位です。まずは、預貯金といったところです。
 

「旅行(宿泊を伴う)」が大幅増

2位は「旅行(宿泊を伴う)で、前年3位の5.2%から、7.8%と大幅にアップしました。新型コロナウイルス感染症の感染状況が落ち着き、宿泊旅行に行くチャンスが増えた2022年。昨年の自粛ムードから、ボーナスを宿泊旅行に使いたい人は増えました。とはいっても、2020年夏は8.6%と2022年よりも高く、新型コロナウイルス感染症が流行し始めた初期までは戻っていないようです。
 
次は「食品(ふだん食べるもの)」で6.4%。2020年夏は5.3%で2位でしたが、2022年は3位になりました。とはいっても、昨年より食品を買う予定の人は増えています。ボーナスで食品を買いたいと考える人が増えているようです。
 

「投資信託」3年連続増、過去最高8位

2021年に初めて10位にランクインした「投資信託」が、2022年も増加し2.8%で8位となりました。2019年0.9%、2020年1.1%、2021年1.9%と3年連続で増えています。
 
また、9位の株式も、2019年1.4%、2020年1.7%、2021年2.1%、2022年2.5%と増えています。2021年までは、投資信託より株式の方が多かったのですが、2022年に投資信託が株式より多くなりました。
 
ボーナスの使い道として3つまでの回答を求めているこの調査、その3つの中の投資信託や株式を選ぶというのは、投資に対して積極的な行動にでる人が増えてきているようです。
 

5位「財形貯蓄」、7位「ローンや借入の返済」の金融関連、前年よりアップ

5位の「財形貯蓄」は3.6%で、2021年は3.1%で6位でした。7位の「ローンや借入の返済」も2.9%で、2021年は3.1%で8位でした。いずれも、ボーナスを金融関連へ使う傾向が高くなっています。
 

食品(お取り寄せなど、特別なもの)ランク外に

2021年は3.1%で6位だった「食品(お取り寄せなど、特別なもの)」はランク外になりました。2019年は1.6%、2020年は2.1%だったのですが、2021年に急に3.1%と大きく伸ばしていました。コロナ禍の外出がままならない状況で、特別なご馳走をお取り寄せするといった風潮になっていたのでしょう。2022年はそのような動きは減り、ランク外になったようです。
  

半分以上を「貯金・預金」約6割

【ボーナスの支給金額のうち貯金・預金したい額の割合「Pontaリサーチ」調べ】

「25%未満」……14.2%
「25~50%未満」……27.7%
「50~75%未満」……24.8%
「75%以上」……33.3%
 
ボーナスの使い道に「貯金・預金」を選んだ人は、ボーナス支給額のうち、どれくらいを預貯金にまわそうと考えているのでしょうか。同調査によると、ボーナス支給額のうち預貯金したい金額の割合が「75%以上」は33.3%、「50%~75%未満」は24.8%となっており、なんと、支給されたボーナスの半分以上を貯金・預金したい人は約6割となっています。
 
また、預貯金の用途は、「老後の生活への備え」が一番多く57.4%、次に「将来の消費への備え」で51.8%となっています。いずれも、ボーナスを老後や将来の備えとして貯める層が多いことが分かります。
 
ただ、この調査では、「支給されない・分からない」といった回答も47.3%もあり、ボーナスが支給されるかどうかも分からない不安な人が多いことも事実です。ボーナスの支給が当たり前と思うことなく、よく考えて使い道を考えたいものです。

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