シュークリームやプリンといった定番スイーツのおいしさにこだわり、これまでも年1~2回のタイミングでリニューアルを実施してきたセブンイレブン。
2022年6月に行われたリニューアルは、テレビCMやインスタグラムでも積極的にPRを展開していて、食べて終わりではなく、コンテンツとしても楽しめる内容になっています。セブンイレブンの力の入れようもうかがえます。
定番スイーツがまたまたブラッシュアップ!
今回リニューアルが発表されたのは、シュークリーム2品、エクレア、豆大福、どら焼きなど。洋菓子だけでなく、和菓子も入っているのがセブンイレブンらしいですね。今回はそのうち、「シュー・パティシエール」(税込172.8円) と、「イタリア栗のモンブラン」(税込345.6円)を試食してみました。
1品目:味わい深い生地が印象的な「シュー・パティシエール」
「シュー・パティシエール」は、しっかりとした食感の生地と、濃厚なカスタードがコンセプト。4種類の小麦粉を配合し、厚みがありながらも歯ぎれや口どけよく仕立てたというシュー生地は、咀嚼するほどに香ばしさや甘みが感じられ、存在感のある味わい。アーモンド生地の香ばしさと、粉糖の甘みがアクセントになっています。
なめらかで口どけのよいカスタードクリーム
中のクレーム・パティシエール(カスタードクリーム)は、とろりとこぼれそうなほどやわらかなテクスチャー。
商品解説には、「スイーツ専用の卵『エグパティシエール®』の比率を増量し、卵のコクやバニラの風味を感じられる濃厚な味わいに」とありますが、個人的には生地の存在感が強まった分、カスタードクリームの味わいは、以前に比べてバニラの香りやたまご感が控えめに感じられました。
2品目:とろける口どけ! ソフトタイプの「イタリア栗のモンブラン」
「イタリア栗のモンブラン」は、渋皮付きのイタリア栗を使用したマロンペーストを中心に、ホイップクリームとマロンホイップ、スポンジという構成。すべてやわらかなパーツなので口あたりがやさしく、一体感のある口どけです。ホイップクリームはそこまでミルク感が強くなく、すっきりとした味わいで、後味に栗の風味を感じられます。
どこか懐かしい、やさしい味わい
モンブランといえば、某テレビ番組のパティシエのジャッジなどでも必ず論点になる「メレンゲ」問題。フランス菓子としてのモンブランを前提に考える人はきっと、メレンゲとまではいかなくても食感のアクセントがあるほうがいいし、もっと栗の味わいや、クリームのおいしさを感じたいはず。
とはいえ、今回のモンブランはソフトで食べやすく、夏向けの軽さもあり、どこか懐かしさもあるので、万人がおいしく食べられる味なのかもしれません。
特設サイトや公式SNSも要チェック!
シュークリームもモンブランも、世の中には個性的な商品がたくさんあるなかで、新しさを打ち出しつつも、万人受けする味を狙わなくてはいけない、という矛盾をはらむコンビニスイーツの開発は、本当に難しいだろうなと感じています。
「イタリア栗のモンブラン」ではなく「とろけるモンブラン」という商品名だったら、もう少し受け止め方が違ったかもしれません。
今回のリニューアルに関しては、セブンイレブンの特設サイトや公式SNSにも注目です。スイーツサークルのメンバーという設定でキャラクターが立っており、SNSでは声優さんの音声でスイーツのこだわりが語られます。食べるだけで終わらず、体験として楽しませる取り組みなので、こちらもチェックしてみてくださいね。
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