化粧品・コスメ

化粧水やクレンジングオイルの捨て方は?洗面台に流すのはNG?【美容ライターが解説】

毎日使っているスキンケアアイテム。いざ処分するとなったら、どのように捨てれば良いのか分からない人も多いのではないでしょうか。また、いつまで使えるのか、使用期限を知っていますか? 化粧水やクレンジングオイルなどの正しい捨て方を紹介します。

佐治 真澄

執筆者:佐治 真澄

スキンケアガイド

化粧水は洗面台に流していいの? 中身が残っている化粧品の捨て方

色々な化粧品を試していると、最後まで使いきれなかった化粧品やスキンケアアイテムも残念ながらあります。その場合、どうやって捨てれば良いのでしょうか? タイプ別にご紹介します。

中身が液体のもの(クレンジングオイル、化粧水、美容液、乳液など)
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中身の液体はキッチンペーパーなどに染み込ませて捨てましょう!

水分を多く含む化粧品は、中身をキッチンペーパーや古い布などに吸わせ、ビニール袋につつんで可燃ごみに出すようにしましょう。

においの強いものは、ビニール袋を2重にしてにおいが漏れないように。なお、洗面台や排水溝に流すのは、水質汚染につながるため絶対にやめましょう。

■中身が固形のもの(クリーム、ジェル、バームなど)
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美容液やジェルも中身を全て出すように

クリームやバームなどの固形のもの、ジェルなどのとろみのあるものは、容器から取り出し、キッチンペーパーやティッシュなどに包んで可燃ごみに出します。その際、綿棒などで、中身を残さず取り出すようにしましょう。

また、極度の変色やにおいがない場合、筆者はクリームや美容液などをボディクリーム代わりに体に塗って使い切るようにしています。

■スプレータイプのもの(制汗剤、ヘアスプレーなど)
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スプレータイプはガスを全て出し切り、分解してから捨てます

その他、スプレータイプのミスト化粧水、ヘアスプレー、制汗剤などは、必ず中身を出し切ってから処分する必要があります。中身が残らないように、通常ふたに内蔵されているガス抜きキャップを使ってガス抜きをするようにしましょう。その際、風通しの良い、火の気のない屋外で行うように。また、周りに人がいないところで行うようにしてください。
 

化粧品を捨てるときは、中身だけでなく容器も分別しましょう

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容器の分別もしっかりと

中身を処分した後は、容器に残りが付着しないよう、洗ったり拭き取ったりして、きれいな状態にしましょう。その後、素材に合わせて処分します。基本的には、プラマークがついているものはプラスチックごみ、その他のものは可燃ごみや不燃ごみとして扱う自治体が多いようです。
 
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キャップはプラ、容器はガラスなど分別します

ガラス製の容器の場合は、資源ごみとして回収しますが、においや汚れがひどい場合は、不燃ごみとして回収することもあるので、自治体の指示に従うようにしましょう。

この機会に、自分の住んでいる自治体のごみの捨て方の決まりを調べてみるのもいいかもしれませんね。自治体のホームページなどに掲載されている場合が多いので、ぜひチェックしてみてください。
 

化粧品には消費期限明記の義務はない!?

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増え続けるスキンケアアイテムや化粧品。消費期限はないものの、捨てるタイミングは見定めましょう

化粧品の表示項目については、『医薬品医療機器等法』という法律で定められています。それによると、化粧品は、消費期限を明記する必要がないとのこと。ただ、一般的には、未開封のものでおよそ3年。開封済みのものでも半年から1年以内が使用の目安と言われています。

特に、一度開封すると空気が入り込んで酸化が進んだり、雑菌が繁殖したりする可能性があります。食べ物や調味料の賞味期限と同様に、品質が維持される期間が短くなるので気をつけましょう。
 

もはや捨てどき! こんな状態の化粧品には要注意

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液体と固形に分離していたら、もはや捨てどき

化粧品には消費期限明記の義務がないものの、捨てる目安は知っておく必要があります。使っている化粧品が以下のような状態になったら“捨てどき”と考えていいでしょう。

■変色 
白いクリームが黄色くなったり、透き通った液体が濁り始めるなど、見た目にあきらかな変化が出てきたら、捨てどきのサインです。

■分離 
水分と固形物のように、分離している場合は使用を控えましょう。ただし、使用前に振って混ぜるタイプのものは心配ありません。

■テクスチャーの変化 
ざらざらしたり、伸びが悪くなったり、また、なんとなく脂っぽいなど、使用感の変化を感じるときは、成分が変質している可能があるので、こちらも捨てどきといえます。


新作に目移りして、ついつい増やしてしまう化粧品やスキンケアアイテム。使用期限の目安に気を付けながら大切に使いつつ、それでも“捨てどき”が来たら正しく分別して捨てて、環境への配慮を忘れないようにしましょう。
 
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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