大切な土地を有効活用する『賃貸併用住宅』とは?
家を建てるということは、人生の中の一大イベントです。理想の我が家がほしいという一方で、自己資金の捻出や住宅ローン返済に不安を感じ、決断しきれないという方も多いでしょう。
「そんなとき、住まいのオプションとして、ぜひ検討していただきたいのが『賃貸併用住宅』です」と話すのは、木造住宅のスペシャリストである住友林業 アセットソリューション部の堀口隆太さん(以下コメントはすべて堀口さん)。
「『賃貸併用住宅』とは、自宅の一部を賃貸住宅にするプラン。例えば3階建ての建物でオーナー様の住まいを2~3階とし、1階部分を賃貸とするような住宅のことです。条件やご要望に合わせて、余ったスペースを1戸分だけ賃貸にするなど、柔軟にプランニングすることができ、大切な土地を最大限に活用することが可能です」
自宅に賃貸部分を設けることで、3つの大きなメリットが生まれるのだそう。その特長やおすすめポイントを具体的に教えていただきましょう。
家賃収入が経済的なゆとりを生み、うるおいある暮らしに
「最大のメリットは、経済的なゆとりができることです。自己資金とともに、家賃収入を住宅ローンの返済資金として組み込めるのは重要なポイントになるはず。建物の賃貸住宅割合が大きければローン返済後でもプラスの収入が見込めます。
できることなら家計の中から、子育て中のご家庭であれば教育資金、将来に備えるなら老後資金なども貯めておきたいですよね。大切な貯金を確保したままローンが返済できるのは、大きな魅力だと思いますね」
「2つめのメリットは、住宅のグレードアップです。経済的に余裕があればワンランク上の設備やインテリアも選択できますので、暮らしやすさやうるおいが生まれます。
また、3つめは精神的な充実感です。例えば、3階建てにすることができれば最上階の眺望が開けて、毎日ゆったりとした気分で窓から景観を楽しんでいただくこともできるでしょう」
ハイグレードな設備と美しい眺望でゆとりの暮らし
その他にも、所得税や固定資産税など税制面で優遇されるケースがあるなど、いくつものメリットがあります。では、どんな土地が『賃貸住宅併用』に向いているのでしょうか。
「ある程度、広さに余裕のある敷地が望ましいです。目安として最寄り駅から徒歩10分圏内で、買い物などの利便性の高い立地の方が入居者ニーズは高くなります。敷地が角地になっていると、オーナー様のご自宅と賃貸の入り口を分けやすく、プライバシーが保てるのでおすすめです」
初めての賃貸住宅経営には不安も。こんなときどうする?
ただし、これまで賃貸住宅経営の経験がない方にとっては、心配事も多いのではないでしょうか。堀口さんのもとに、実際によく寄せられる質問について聞いてみましょう。●見ず知らずの他人と暮らすのは不安……
「オーナー様のご自宅部分と賃貸部分のアプローチを分け、極力出会うことのない動線をご提案しています。また、ご自宅と壁越しに接する部分は遮音性の優れた壁を採用するのはもちろんのこと、お互いの生活時間帯などを考えて、プライバシーを確保する工夫やクローゼットや家具をおくスペースとするなどの対策もおすすめです」
●上下階の生活音は大丈夫?
「上階の足音や物音は、賃貸住宅の不満ランキングで上位に挙げられるテーマです。住友林業では、業界最高レベルの高遮音性の床をご用意して、音のストレスを軽減しています。遮音性を表す単位であるLH値はRC造と同等、一般の鉄骨造の建物より3ランク上なので、安心して暮らしていただけます。
もちろん耐震性・耐久性・耐火性・断熱性といった住宅の基本性能はハイレベルなものを採用し、高いクオリティを確保しています」
●いかにもアパートという見た目は気になる……
「木のぬくもりを活かし、ご自宅と賃貸部分を調和させる上質なデザイン性が私たちの持ち味です。街に溶け込む邸宅というイメージはそのままに、入居者にもアピールできる好感度の高い外観をご提案します」
賃貸住宅らしくない高いデザイン性が特長
次のページでは、自由度の高い設計や、管理業務などのサポート体制について紹介します >>
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