Q:生活保護を受けていますが、これから受け取る年金の受給額は収入になるのですか?
「今現在、生活保護を受けていますが、これから年金を受け取る場合、年金は収入にあたるのですか?」(スミさん)生活保護を受ける場合、年金は収入にあたるの?
A:年金は生活保護を受けられるか判定するにあたり、「収入」として扱われます
生活保護制度とは、日本国憲法において国民の生存権の理念にもとづき、国民の最低生活を保障するための制度です。具体的には、収入があっても「最低生活費」に足りない額を、生活保護費として支給されることになります。最低生活費は、保護される人の年齢、世帯構成、住んでいる地域等の事情を考慮して定められた保護基準によって計算されます。生活保護を受けるための前提として、その人の資産、能力等すべてを活用しても「最低生活費」に届かないということがあります。つまり不動産、自動車、預貯金等の資産はないか、働いて収入を得ることはできないか等の調査があります。この調査には3親等までの親族から援助してもらうことや、年金や手当等の、社会保険や社会保障給付等の収入も含まれます。つまり年金収入があり、「最低生活費」に足りていれば、生活保護は受けられないということになります。
年金を受け取っても「最低生活費」に届かない場合、差額を生活保護という形で受け取ることになります。
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