貯蓄

2022年GWにトライしたい! お金まわりのこと3つ

2022年のゴールデンウイーク(GW)ももう間もなくです。とはいえ、感染状況も気になって、今年も遠出する予定がない人も多いでしょう。せっかく時間がある連休ですので、お金まわりで気になっていたことにトライしてみては? ガイド西山が、この機会にやっておくとよいお金まわりのことを3つお伝えします!

西山 美紀

執筆者:西山 美紀

貯蓄ガイド

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今年のGWでぜひしたいこととは?

2022年のゴールデンウイークは5月3~5日と、例年より少し短めの3日間ですね。平日に休みを取って、4月29日から5月5日まで7連休という方や、4月29日から5月8日まで10連休という方もいるでしょうか。
 
コロナの影響を受けているGWも3年目です。外出の機会も少しずつ増えてきたとはいえ、過去のように成田空港での出国ラッシュや、日本各地の観光地での旅行者数が話題になるという状況にはまだ遠く、このGWも在宅時間が長い方も多いでしょう。
 
せっかくですのでこの機会に、普段忙しくてなかなかできなかった「お金まわり」のことにトライしてみませんか?
時間のある連休だからこそ、トライするチャンス!

時間のある連休だからこそ、トライするチャンス!

そこで、ガイド西山がおすすめしたいお金まわりのこと3つをお伝えします。
 

1. 気になる「ネット証券」を調べてみる

多くの取材をしていて感じることが、「投資をしてみたい」「ネット証券が気になるけれど、まだ口座は持っていない」という方は多いのですが、そこからさらに一歩を踏み出すことに躊躇している方が多い、ということ。
 
普段は仕事や家事、子育てなどで忙しい毎日。「いつか投資をしたい」と思っていても、月日がどんどん過ぎていっていることでしょう。そこでぜひ、このGWに気になるネット証券のサイトを見てみるのはいかがでしょうか。
 
代表的なネット証券として、SBI証券、楽天証券、マネックス証券などがあげられますが、手数料についてはそれほど大差ありません。ですが、サイトのデザイン、使い勝手などは大きく異なります。自分の好みにぴったりくるものが一番ですので、まずはサイトを見てみましょう。

口座開設には、手数料はかかりませんので、1つのネット証券に絞るのが難しい場合は、2つほど口座開設をしてみることもおすすめです。口座開設後、IDとパスワードを入れて、実際に操作する画面を見てみて、使いやすいと感じたところをメインに使うのも手です。
 
口座開設をすれば、投資初心者の方にとって、大きな一歩を踏み出したことになりますよ。
 

2. 家のなかを整理して、不要なものを売る

GWは寒くもなく、暑くもなく、部屋の片づけにちょうどいい時期です。在宅時間が長い方は、家のなかを思いっきり整理して、不要なものを発掘し、フリマアプリやネットオークションで売ってしまうのもよいでしょう。
 
商品の写真を撮って、説明を入力して、金額を考えて……というのは意外と手間がかかるもの。まとまった時間があるGWは最適なはずです。部屋がすっきりとして快適になりますし、お小遣いになるのがうれしいですよね。
 
ただし、出品後、実際に落札されて取引する時期は、GWが終わり、慌ただしい時期に突入している可能性大です。まとめて何十個も出品してしまい、幸か不幸かたくさんの落札が重なり、仕事や家事があるなか「今日中に20人に連絡して発送手続きに行かなくては……」なんてことになったら大混乱です。
 
旬のものや、できるだけ早く手放したいものから優先的に数点ずつにするか、先に写真を撮って準備だけ進めて時間差で出品していくなど、その後のやりとりも考えたうえで行いたいですね。
 
とはいえ、フリマアプリはどうしても個別の手続きが煩雑になり、「得られるお金よりも、失う時間がもったいない」というケースもあります。忙しい方や面倒な方は、値段は下がりますが、まとめて買い取ってくれるサービスを利用するのもよいでしょう。
 
ただし、注意点があります。「自宅に直接取りに行きます」という訪問買い取りサービスの場合、購入業者が玄関に居座り、「他に貴金属はないか」としつこく言われて安く買い取られたというような悪徳商法もあると、国民生活センターに報告されています。業者が訪問する形ではなく、宅配便を使って自分で送るサービスを使ったほうが安心でしょう。
 

3. ねんきんネットにアクセスしてみる

他にも「時間ができたらやってみたい」というものの一つに、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」について調べてみるのもあげられるのでは?

まず「ねんきん定期便」とは、年1回誕生月にハガキ(35歳、45歳、59歳では封書)で届くもので、これまでの年金加入期間や加入実績に応じた年金額(将来受け取れる予定の金額)がわかります。

ただし、50歳という節目を境に、記載される数字が変わります。「50歳未満の方」は、これまで納めた保険料に応じた年金額が記載されるので、今後保険料を納めていけば、この数字はどんどん増えていきます。

一方、「50歳以上の方」は、このまま保険料を納めつづけた場合に受け取れる年金額の見込みが記載されています。
 
ねんきん定期便には「アクセスキー」というパスワードが載っていて、こちらを使うと「ねんきんネット」に簡単にアクセスできます。日本年金機構のサイト上からできるので、ぜひ試してみてください。
 
ただし、このパスワードは有効期限が到着から3カ月なので、すでに期限が切れた方もいるでしょう。その場合は、ねんきんネット上の「アクセスキーなし」のところから必要情報を入力すると、後日自宅に郵送されて手続きできます。
 
もしくは、マイナンバーカードがあれば、マイナポータルからも「ねんきんネット」にアクセスできるので試してみてください。
 
さて、この「ねんきんネット」にアクセスすると、どんないいことがあるのでしょうか。大きなポイントは、将来受け取る年金額を具体的にイメージできることです。収入が増えたり、減ったりした場合や、年金の受け取り時期を65歳から遅くしたり、早くしたりした場合の年金受取額のシミュレーションができます。

将来受け取る年金額がイメージできれば、どれくらい老後資金を準備したらよいか、具体的に考えるための材料になります。ご夫婦の方は、一緒に調べてみることもおすすめです。

詳細は拙著『お金の増やし方』(主婦の友社)でも紹介しておりますので、よろしかったらご覧ください。
 
以上、在宅時間が増えるGWに、ぜひやってみたいお金まわりのことを3つお伝えしました。なんとなく過ごしていると、あっという間に過ぎてしまうのが休日というもの。「このGWは、これができてよかったな」ということが一つでもあるとうれしいと思いますので、ぜひ試してみてください。


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