貯蓄

電気代が値上がりして困っています。効率よく節約する方法はありますか?

お金のこと、難しいですよね。コロナ禍もあって、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。今回は値上がりしている電気代を効果的に節約する方法について、専門家が回答します。

深野 康彦

執筆者:深野 康彦

お金の悩みに答えるマネープランクリニックガイド

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お金のこと、難しいですよね。コロナ禍もあって、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人もいるのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問にオールアバウトの専門家が回答するコーナーです。

今回は、値上がりしている電気代の効果的な節約方法についてです。専門家に質問したい人は、コメント欄に書き込みをお願いします。
 

Q:電気代が値上がりし、家計を圧迫しています。効率よく節約する方法はありますか?

「電気代の請求がこのところ、とても高くて困っています。効果的に節約する方法があれば、教えてください」(Sさん)
 
値上がりする電気代

値上がりする電気代

 

A:光熱費だけを削るより、家計全体で無駄がないか見直してみましょう

日本は自国でエネルギーをほぼ作れないため、残念ながら原油高に影響を受けざるを得ません。電気代を節約するにはワット数を下げる、電力会社との契約内容を見直すといった方法がありますが、なかなか大きな節約効果を得るのは難しいといえます。
 
節約しようと努力することは重要ですが、過度に削ろうとしてもやはり限界がありますし、電気代をケチって体調崩したら本末転倒です。それよりも、もっと家計全体で無駄な支出がないかを見直した方が、より効果的だと思います。

まず、収入と支出をしっかりと把握し、使途不明金の行方をきちんと押さえること、これが大前提です。家計簿的なものを付けて、我が家はどの部分を削ればいいのかを考えます。支出の多い少ないではなく、「どの項目であれば削っても大丈夫か」という視点で考えてみてください。どうしても削れない部分を無理して節約しようとすると、長続きしませんので。

次に、削減効果の大きい「通信費」や「保険料」を見直してみてください。通信費は、料金プランの変更や格安SIMに切り替えるだけで、毎月の支払額を簡単に下げることができます。保険料についても、例えば死亡保障を得たい場合、終身保険や養老保険だと保険料が高くなりますが、掛け捨ての保険であれば保険料が安くなります。また、医療保険に関しても、日額1万円掛けている方もいらっしゃいますが、本当に必要かどうかを一度考えてみましょう。

通信費や保険料は“固定支出”なので、一度見直せばその後はずっと支出をおさえることができるので、とても効率がいいですよね。電気代を節約する努力をしつつも、まずはこういった効果的に節約できる項目から着手してみてはいかがでしょうか。

※専門家に質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。


 
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