仕事、結婚、出産、育児……。人生は選択の連続。専業主婦(主夫)か共働きか、どちらを選ぶべきか悩んだ経験がある人も少なくないのではないでしょうか。

今回、All About編集部は全国の既婚者を対象に「専業主婦・主夫と共働き」に関するアンケートを実施。子育て中の「専業主婦・主夫」と「共働き」の親が感じているストレスの差とそれぞれから寄せられたリアルな声を紹介します。
 

ストレスを感じやすい「専業主婦」

まずは、今回アンケートの全回答者261名のうち、未就学の子どもを持つ103人を対象に実施した「子育てのストレスを10段階で表してください」のアンケート結果を紹介します。 
専業主婦・主夫と共働きのストレス比較

専業主婦・主夫と共働きのストレス比較

「専業主婦・主夫」と「共働き」の親を比較してみると、「共働き」で最も割合が多いのが6であるのに対し「専業主婦・主夫」は8が最も多く、「専業主婦・主夫」は子育てのストレスをより強く感じる傾向にあることが分かりました。

海外の同様の調査でも、似たような結果が見られます。パートタイムで働きながら育児をする人と専業で育児に取り組む人では、パートタイムの方がストレス度が低い、といった報告があります。ですので、この結果には納得です。

大人とのコミュニケーションの極端な不足、子どもの24時間を見守ることへの強いプレッシャーや煮詰まり感、仕事と違い段取りどおりいかないことが多いフラストレーション、「これで100%」がないため頑張ってもいきつかない慢性的な不達成感などが挙げられます。
 

ストレスを感じる理由にも差が

次に「育児でストレスを感じる主な理由は?」のアンケート結果を紹介します。
ストレスを感じる主な理由

ストレスを感じる主な理由

共働きは「忙しく、一人の時間が持てない」が最も多く46.8%、専業主婦・主夫は「イヤイヤ期、反抗期など子どもからのストレス」が最も多く42.9%という結果になりました。

そのほか「経済的な問題」「子どもの成長に関する不安」「孤独である」「ママ友との付き合い」は共働きと専業主婦・主夫で明らかな差がみられました。

日ごろ感じている具体的なストレスについては共働き、専業主婦・主夫からそれぞれ次のような声が寄せられました。

【共働きの声】
・家の片付けに手がまわらなくなった(40代 女性)
・家事や子どもとのコミュニケーションの時間が圧倒的に足りない(30代 女性)
・子どもを小さいときから保育園に預けることになり、寂しい思いをさせているかもしれないことは後悔しています(30代 男性)
・成長を間近で感じられない事。保育園に通っている間にいつの間にかできることが増えている(30代 男性)

【専業主婦・主夫の声】
・社会とのつながりがなくなり、時々孤独になった(40代 女性)
・仕事をしていない罪悪感で、申し訳なく思う時がある(20代 女性)
・一日中子どもと一緒なのでストレスがたまるときがあります(30代 女性)
・子どもが成長するにつれて教育費が大きくなってくるので、経済的に不安(30代 女性)
・自分を犠牲にして家族に尽くしている気がする。主人のお金を使うのに躊躇する(40代 女性)
 

共働きが向いている人、専業主婦・主夫が向いている人

今回のアンケートでは、子育てのストレスの大きさは、専業主婦・主夫が共働きよりも大きいという結果になりました。ストレスの理由は双方異なり、それぞれの立場の辛さがあるといえそうです。

向き不向きで選べないケースのほうが多いとは思いますが、共働きと専業主婦・主夫にそれぞれ合っているタイプの人と、ストレスマネジメントのコツを解説します。

◯「共働き」「専業主婦・主夫」それぞれに向いている人の傾向
共働き:夫婦の連携がポイントになるので、夫婦の意思疎通がスムーズであり、家事や育児をお互いが協力的に行える人

専業主婦・主夫:まじめな完璧主義者が専業で育児に向き合うと煮詰まりやすいので、ある程度自分で適度なゴール設定ができる人、気分転換が取り入れられる人、ママ友さんとの交流が上手な人

◯「共働き」「専業主婦・主夫」それぞれのストレスマネジメント
共働き:時間的な圧迫感がストレスになりやすいので、家電や外注など家事の負担を下げる工夫をしていくようにし、そこでできた時間を育児に活用していくことが望ましい

専業主婦・主夫:週末に夫(妻)に子どもを預けて、自分の時間を作るというのもいいが、ストレス解消は一気にまとめてよりも、こまめにリフレッシュした方がリセットしやすい。毎日10時に決まった公園でママ友さんとおしゃべりをするなど、大人との会話を毎日のリズムに取り入れることが望ましい


※アンケートは、下記条件で実施
・男女比:男性 55名/女性 204名/回答しない 2名
・年齢比:20代 26名/30代 120名/40代 65名/50代 41名/60代 8名/不明 1名
・アンケート実施期間:2022年3月5~8日

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。