それに伴い、大量の水を使っていたトイレでは問題なく流れていたものも、節水トイレでは水が足りないために流れず詰まってしまうというトラブルが増えてきているのです。詰まってしまうと大騒動となるトイレ。今回はトイレで流す際に注意したいことをご紹介します。
「トイレに“流せる”」とうたう掃除シートやブラシも注意が必要
「トイレに流せる」とうたっているお掃除シートやお掃除ブラシも「1枚ずつ」「1個ずつ」流すようにと注意書きがあります。何枚も一度に流してしまっては、当然のことながら、トイレが詰まってしまうこともあります。商品の注意書きをよく確認し、守って使うようにしましょう。
節水トイレでは“海外製”のトイレットペーパーが詰まるトラブルも
最近SNSでも話題になることがありますが、海外製のトイレットペーパーが詰まるというトラブルも起きています。海外のトイレは日本ほど節水化が進んでいない地域もあり、トイレットペーパーが大量の水を使って流す仕様になっていて、日本のトイレには向いていないものもあるようです。節水トイレのご家庭では、トイレットペーパーを選ぶときに注意したいですね。
トイレに流せる「猫砂」にも注意が必要
節水トイレでは、トイレに流せる猫のトイレ用のチップ(通称:猫砂)が詰まるというトラブルも起きています。最近では「節水トイレにも流せる」とパッケージに書かれている商品があるように、猫砂が詰まるという認識は広まってきているのでしょう。少量ずつトイレに入れて、水で溶けてから流すようにするか、心配があればゴミ箱に捨てるほうがいいでしょう。
詰まったトイレを直すのに必要な「ラバーカップ」
トイレが詰まったときに使う道具の存在は知っていても、正式名称が分からず「トイレのスッポン」と呼ばれていることが多いもの。名前は「ラバーカップ」といいます。このラバーカップを使って、自分でトイレの詰まりを解消できることもあります。詰まってしまってからでは遅いので、できれば一家にひとつは置いておきたいものです。筆者も初めて自宅のトイレが詰まったとき、スーパーに走った記憶があります。
しかしこのラバーカップ、そこそこの大きさがあるため置き場に困っている人も多いようです。ベランダの隅に置いていたり、物置やガレージに置いている、またトイレにそのまま置いているというご家庭もあります。
最近はケースがついたラバーカップも市販されているため、いざというときに困らないためにも常備しておいてはいかがでしょうか。