今回は排水口の日々の掃除方法や定期的にやっておきたいメンテナンスについてご紹介します。
排水口の残飯クズや髪の毛は小まめに取り除く
排水口に固形物を流してはいけないのは大前提ですが、それでも小さな残飯クズがゴミ受けに溜まったり、ゴミ受けからこぼれて流れていってしまうこともあります。また食器洗い乾燥機の残菜フィルターにも食べかすや米粒が残っていることもありますが、特にビルトインタイプの場合、これらの残菜も小まめに取り除くように注意しましょう。 また、浴室ではヘアキャッチャーに髪の毛が溜まりがちです。これらが溜まってさらに奥の排水パイプに流れていってしまうと、詰まりの原因になるため、小まめに取り除くようにしましょう。
キッチンのゴミ受けや浴室のヘアキャッチャーに、ゴミ受けネットを被せることでよりゴミを逃しづらくなり、掃除も楽になるのでおすすめです。
1日の最後にきれいな水を流す
キッチンの排水口や浴室を使い終わった1日の最後に、水道水を10秒間ほど出して汚れた水を押し流しましょう。汚れた排水には食べかすの油分や、皮脂などが含まれていることがあり、それらが排水パイプに付着することを防ぐためです。「排水パイプ専用洗浄剤」で定期的に洗浄する
排水口のゴミ受けを小まめに掃除していても、すり抜けて排水パイプに流れていってしまうことがあります。またキッチンの排水口で油分のあるものや粘り気のあるものを流してしまっていたりすると、排水パイプの内側に汚れが溜まっている可能性もあります。排水パイプの汚れは、パイプ専用の洗浄剤で定期的に掃除するようにしましょう。専用洗剤での掃除のタイミングは利用頻度や汚れ具合により変わってきますが、週1~2回を目処におこなうと汚れが溜まりにくくなります。
「排水パイプ用ブラシ」での掃除も有効
排水パイプ掃除専用の長いブラシを使うのも有効です。パイプの内側に付着している汚れをかき出すように取り除くことができます。こちらも利用頻度や汚れ具合によって変わってきますが、半年から1年に1度はやっておいたほうがいいでしょう。排水口の「高圧洗浄」はどのくらいの頻度でやればいい?
専門の業者に依頼する排水口の高圧洗浄も定期的に行うことをおすすめします。専用の高圧洗浄機を使い、日頃の掃除では届かない奥のほうの汚れまで落としてくれます。集合住宅では一か所の詰まりで複数の家庭に被害が及ぶこともあるため、1~2年に1度の頻度でやっているところが多いのではないでしょうか。戸建て住宅の場合は、建築されてからの年数によって汚れ具合も違いますが、新築の場合は5~10年目までに1度、それ以後は3年間を目処に定期的に高圧洗浄をするほうがよいようです。
詰まってしまってからでは対処が大ごとになってしまう排水口。面倒だと思っても日々のケアが結果的にトラブルを回避する一番の近道なので、掃除はぜひ小まめにやってくださいね。
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