Q:旧姓のときの年金加入歴が反映されていない場合、65歳過ぎてからの手続きで間に合う?
「ねんきん定期便などでは結婚前、旧姓のときの年金額が反映されていないようです。65歳過ぎてから年金窓口などに行って手続きすれば、年金額は正しい金額にしてもらえるんですか?」(匿名希望)年金の加入記録が間違っていたら?
A:年金記録などの誤りに気づいたら、早めに年金事務所に問い合わせしましょう
老後に受け取る年金の受給資格や年金額のもととなる「年金記録」ですが、年金記録に「もれ」や「誤り」があると、正しい年金額で受給できません。将来もらえる老齢年金額は、加入している年金制度や加入期間、保険料の納付状況などによって異なります。年金加入状況は、一人につき一つ割り振られている「基礎年金番号」で管理されており、基礎年金番号は「年金手帳」「基礎年金番号通知書」「年金証書」などに記載されています。
相談者は、結婚前の年金額が反映されていないとのことですが、そのほかにも個人情報、生年月日が誤っていたというケースもあります。
自分で詳しい年金記録を確認する方法とは、「ねんきん定期便」や、「ねんきんネット」をチェックすることです。年金記録を見て、「未加入」となっている期間がある人は、年金記録に「もれ」や「誤り」が含まれている可能性があります。間違いを見つけたときは、早急に年金事務所などに相談しましょう。
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監修・文/深川弘恵(ファイナンシャルプランナー)
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