年金・老後のお金クリニック/厚生年金加入・厚生年金保険料についてのQA

テレワークが可能の会社で交通費が月20万円支給される場合、厚生年金保険料は高くなる?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、交通費が月に20万円、会社から支給された場合、厚生年金保険料が高くなってしまうのかについてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

拝野 洋子

執筆者:拝野 洋子

ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士 / 年金・社会保障ガイド

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は、交通費が月に20万円、会社から支給された場合、厚生年金保険料が高くなってしまうのかについてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
 

Q:交通費が月20万円支給されたら、厚生年金保険料は高くなる?

「テレワーク可能な会社に勤務し、遠距離交通費として会社に領収書を提出すると、月20万円ほどが経費として会社から支払われる場合、厚生年金保険料は高くなったりするのでしょうか? 厚生年金保険料を計算する際に、定期代なども含まれると聞いたので、知りたいです」(32歳・会社員)
 
遠距離の通勤費が会社から支給された場合の厚生年金保険料は?

遠距離交通費が会社から支給された場合の厚生年金保険料は?

 

A:厚生年金保険料は高くなります

そもそも厚生年金保険料とは、「標準報酬月額」(保険料計算のための報酬区分)や「標準賞与額」(ボーナス支給額の1000円未満を切り捨てた額)に保険料率をかけて計算します。「標準報酬月額」とは、毎年4・5・6月の給与に、通勤手当、家族手当、残業手当などを含めて計算します。

テレワークが可能な会社から、通勤のための交通費が支給された場合には「標準報酬月額」を計算する際に上乗せして計算します。相談者のように、毎月20万円の遠距離交通費が支給される場合には「標準報酬月額」が上がり、厚生年金保険料は高くなると思います。ただし、勤務形態によっては標準報酬月額に含まれない場合があるので、念のため総務・人事部などに確認してみてはいかがでしょうか。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。
 
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