前編のあらすじ
結婚しても共働きを選択した場合、「家計はどうやって分担するか」を夫婦で話し合うことは重要だ。だがカエさん(36歳)は、その機会を逃してしまった。結婚を決め、カエさんが収入を明かしても、秘密主義な夫は「オレより高いよ、ずっと」と言ったきり教えてくれなかった。
「夫のマンションで新生活を始めたこともあり、『オレ、今まで通り家賃を払っておくから、食費と光熱費は頼むね』という夫の言葉に、深く考えず頷いてしまいました」
産休・育休時代は月々5万円の生活費を渡してくれたが、それでも光熱費の支払いはカエさんの負担。その5万円も、カエさんが復職するとすぐに止んでしまった。
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【後編】働き方を変えて
「こんなことで“離婚”という文字が頭をよぎるのはおかしいのでしょうか」家族の関係を壊したいわけではない。だが、お互いの心が冷めているなら形だけ重視するのは間違っていると思うと、カエさんは自分に言い聞かせるように言った。
原案:亀山 早苗
イラスト:月見あいす
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