今回は、All About編集部が実施したアンケート調査をもとに、「名古屋と聞いて思い浮かぶご当地グルメは?」の結果をランキングで紹介。
名古屋在住のフリーライターで名古屋めしと中日ドラゴンズをこよなく愛する筆者がTOP3の魅力と今後注目の「進化系名古屋めし」を解説します。
※アンケートは、下記条件で実施
・男女比:男性 102名/女性 188名/回答しない 3名
・年齢比:10代 3名/20代 51名/30代 101名/40代 77名/50代 46名/60代 13名/70代 1名/不明 1名
・アンケート実施期間:2021年11月16日~24日
1位は「ひつまぶし」
以下に示したのは「名古屋と聞いて思い浮かぶご当地グルメは?」(複数回答)のアンケート結果を集計したものです。名古屋めしといえば?
>>>手羽先、小倉トーストは何位?4位以降はこちら!
1位は202票で「ひつまぶし」。
・ひつまぶしが食べたい時に、名古屋に旅行を計画するから。(20代 大分県 女性)
・一食で4度おいしい。東京でも食べられる店はあるが、やはり本場で食べたい。(40代 埼玉県 女性)
・東方神起が好きなひつまぶし。(40代 千葉県 女性)
私が以前当サイトで行った「発表!名古屋人による名古屋メシランキング」でも、ひつまぶしは「他府県の友人・知人に食べさせたい」部門1位だったので納得の順位。
うなぎ専門店は全国的に個人店が主流ですが、複数出店するグループが多いのも名古屋の特徴。
「あつた蓬莱軒」の他、「うな冨士」「まるや」「ひつまぶし備長」「うなぎ四代目菊川」などは味も確かで、主要駅周辺でアクセスのいい店も多いので安心して利用できます。
2位は「味噌煮込みうどん」
2位は183票で「味噌煮込みうどん」。・どこへ行っても味噌煮込みうどんがメニューに入っている。(30代 静岡県 女性)
・おいしくて味が濃くて自分の地域にはない。(30代 兵庫県 女性)
・最初は甘めの味付けに抵抗がありましたが、今は大好き。(40代 埼玉県 女性)
先のランキングで味噌煮込みうどんは「名古屋人が日ごろ食べている」部門で1位。
「山本屋本店」「山本屋総本家」が有名で、どちらも名古屋駅など中心部にあるので立ち寄りやすい。太くて固い麺には誰もが驚くでしょう。
しかし実は細麺や平打ち麺の味噌煮込みを出す老舗もあり、「角丸」「一八本店」はその代表格です。
裏メニュー的に激推ししたいのは「山本屋本店」の味噌もつ鍋。生麺から自分で作る〆の味噌煮込みが絶品です。
3位は「味噌かつ」
3位は182票で「味噌かつ」でした。・愛知県民として、味噌のつくものは外せない。(40代 愛知県 女性)
・昔ながらの名古屋グルメのど定番。(30代 神奈川県 女性)
・味が濃い揚げ物なんておいしいに決まってます。(30代 埼玉県 男性)
名古屋ではトンカツを出す店ならほぼ100%味噌カツが食べられるというほどポピュラーな存在。ナンバーワンブランド「矢場とん」は名古屋駅、栄、大須、名古屋城に店舗があり、味も間違いないのでお勧めです。
味噌串カツも市内の居酒屋ならほぼ食べられます。「のんき屋」「島正」「どての品川」など立ち飲みや屋台発祥の老舗で、ビールにも日本酒にも合う酒のつまみとしてほおばるのもいいですよ。
次に食べるべき「進化系名古屋めし」は?
伝統ある“名古屋めん”に新しい動きが。きしめんはもともと平たい麺ですが、ここ数年、より幅が広い“幅広きしめん”を出す店が増えています。中でも2021年オープンの「星が丘製麺所」はおしゃれなカフェのような雰囲気もウケてブームに。老舗が移転リニューアルした「Higashiyama Nikoten」も連日行列ができています。
もうひとつがカレー煮込みうどん。味噌煮込みと同じ麺を使った麺料理をメニュー化する店が増加中。是非お試しを!