前回のあらすじ
「誰でもそうだと思うんですが、どうしても親の生き方がモデルケースになりますよね。うちはごく普通の家庭で、両親はそれなりに仲がよくて、兄と姉も家庭をもって子どもがいます。私もそうなるものと思っていました」そう語るのはフサコさん(40歳)。友人の結婚パーティーで知り合った2歳年上の男性と29歳の時に結婚。
順調に思える生活だったが、夫の「普通」と私の「普通」がズレていることに驚かされて……。
>【前編はこちら】
【後編】子どもは自然と授かるもの
人は「わかりやすい生産性」にばかり目を向ける。出社して働くこと、子どもを育てていることは他人の目にも理解しやすい。元々在宅で働いているフリーランスなどは理解してもらえない立場だし、同様に「働いていない子どものいない専業主婦」も他者からはわかりづらいのだろう。当然だと思っていた「ごく普通の家庭」からは外れても、そこには別の幸せがあるのかもしれない。
原案:亀山 早苗
イラスト:オサ
【関連記事】