30代は海外で働き5年前に帰国し、正社員で働いています
皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。今回のご相談者は、5年前に海外から帰国し、正社員として働く48歳の女性です。体調を崩し、今後の住まいや老後への備え方について悩んでいるといいます。ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんがアドバイスします。コロナにより渡航ができないリスクを実感しています
■相談者
ふわふわさん
女性/会社員/48歳
神奈川県/借家
■家族構成
ひとり暮らし
■相談内容
30代前半から10年間、海外で暮らし、海外転居届を提出していた期間、国民年金の支払いを免除された時期があります。5年前に帰国し、幸運にも正社員で仕事が見つかりました。環境も恵まれており、このまま定年まで勤めたいと思っています。海外に口座がありますが、コロナにより渡航ができないリスクを実感しており、渡航制限が緩和されたら現地にて解約し、すべての貯金を日本に移したいと考えています。
最近、体調を崩し、若いころのような無理ができず、自分の描いていた未来と変わってきました。今は状況を受け入れ、体調と付き合いながら粛々と貯金をし、老後に備えたいと思っています。マンションを購入すべきかも迷っています(パートナーはマンション購入には否定派)。
どのようにしていけばよいか、アドバイスいただけましたら幸いです。よろしくお願いします。
■家計収支データ
■ 家計収支データ補足
(1)ボーナスの使い道について
昨年は貯蓄にまわしました。今年は携帯電話の買い換え(4万円)の他は貯蓄しました。コロナ以前は年1~2回海外旅行に使っていました(1回あたり15万円前後)。渡航が可能になったら、年1回は海外旅行をしたいです。
(2)雑費について
パートナーとの交際費2万円、通院費1万円、自分の小遣い2万5000円
(3)加入保険について
医療保険(終身タイプ、終身払い)=毎月の保険料3400円
がん保険(終身タイプ、終身払い)=毎月の保険料3000円
(4)働き方について
定年退職は60歳です。退職金は、おそらく300万円くらいではないかと思います。定年後も再雇用で現在の仕事を望んでいます。
(5)公的年金について
国民年金の免除期間は7年です。受取見込み額は、87万円です(ねんきん定期便で確認)。
(6)マンション購入について
パートナーとは、現在はそれぞれ一人暮らしです。時期は未定ですが、同居を予定しています。実家の相続の予定はありません。兄弟が相続すればいいと考えています。
■FP深野康彦の3つのアドバス
アドバイス1 ご自身の老後資金は現時点で問題ない
アドバイス2 パートナーと同居後の家計をよく話し合うこと
アドバイス3 マンション購入は落ち着いてから。買うなら現金一括
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