優しい人

「優しい人」とひとくくりにしていても、「本物の優しさ」と「偽物の優しさ」を持つ人は違います

「優しい人」の定義について、考えたことはありますか? 自分の要望を聞いてくれる人を「優しい人」だと勘違いする人もいますが、本当に優しい人は“都合のいい人”のことではありません。

本当の意味で「優しい人」とは、どんな人なのでしょうか。「本物の優しさ」と「偽物の優しさ」の違いは何でしょうか。
 

本当に優しい人の特徴1:悪いところをちゃんと注意してくれる

基本、相手を甘やかすことを“優しさ”とはいいません。相手の幸せを願って、嫌われるのを覚悟の上できちんと注意できる人こそが、優しい人です。

逆に、相手を甘やかす人が本当に相手の幸せを考えているのかというと、必ずしもそうではありません。自分が嫌われないために、“保身”として優しくしているだけの場合も多いのです。

当たり前ですが、相手をわがままにさせてしまうような人が優しいわけがありません。注意できず、ただ言いなりになってしまう人は、優しさがあるのではなく、そこにあるのは「気弱さ」です。本当の優しさには、ある意味、心の強さが問われます。

本物の優しさを持っている人なのかどうかを判断したいときは「自分が間違ったことをしたときに、きちんと注意をしてくれる人なのか」を見てみるといいでしょう。
 

本当に優しい人の特徴2:見返りを求めない

本当に優しい人は、相手に何かをしてあげたいからするだけであり、見返りを求めません。もし見返りを求める場合は、「お返しを目的に優しくしている」こともあるのです。ギブ&テイクを求めるのは悪いことではありませんが、「ギブ&テイクを求める思いに優しさがあるのか」というとそうではないことも。

ただし、自分がしたいから相手に優しくした場合でも、相手が図に乗ってきたときはやめたほうがいいでしょう。それも、相手を堕落させるだけですしね。つまり、バランスが大切なのです。見返りは求めないけど「お互いに相手に与えたい」と思えるような関係がベストだと言えるでしょう。
 

本当に優しい人の特徴3:依存させない

人に優しくするとき、相手を依存させないことは大切です。「依存」は、相手のためにならないからです。例えば、困っている人がいたら助けてあげることは大切ですが、ずっと助け続けることができない場合は、相手を自立させる必要があります。

人は楽な環境に慣れてしまうものなので、頼っている相手がいなくなると困ってしまいます。だからこそ、ずっと優しくし続けることができないのであれば、中途半端に優しくしないほうがいいし、自立できるように導いたほうがいいのです。

中には、相手に必要とされることで、自分の存在価値を見出そうとしてしまう人がいます。そういう人は、相手に依存させているようで、実は自分が相手に依存しているのです。つまり本当に優しい人になるためには、ある程度、精神的に自立できていることも大切なのです。
 

本当に優しい人の特徴4:自分にも優しい

自己犠牲の精神で相手に優しくしていたら、長続きしません。心に余裕がなくなってきてしまいますしね。基本的に人は、自分に対してできることを、違う誰かにもしてあげられるようになるもの。つまり、自分を大切にできない人は、人のことも大切にはできないし、自分を愛せない人は、人のことも愛せないのです。

それと同じように、自分に対して優しくできない人は、人に対しても本当の意味では優しくできません。場合によっては、自分と同じような自己犠牲の精神を求めてしまうこともあるでしょう。それでは、どちらも苦しくなってしまいます。「自分にも相手にも優しくするには、どうしたらいいのか」をよく考え、折り合いを付けられるようになることが大切なんですよね。
 

本当に優しい人の特徴5:みんなに優しい

「自分だけに優しい人」を求める人はいますが、本当に優しい人は、みんなに優しいものです。もし、特定の人にしか親切でない場合は、本質的に優しいわけではないし、親切にする相手に対しても、打算的な目的がある可能性は高いでしょう。

そういう人は、何か不都合なことが起こると、手の平を返すように意地悪な人に豹変することもあるので、気を付けたほうがいいでしょう。優しい人は、基本的に「相手に優しくしたい人」なのです。だから、無理に優しくしようとしたり、人を選んで親切にしようとしたりはしないものですよ。

ここまで、本当に優しい人の特徴を5つ紹介しました。深く関わる相手は「本物の優しさ」を持っている人がいいし、自分自身もそういう人でありたいものですね。
 
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