島田佳奈の恋愛コラム

「うっかり失言」でパートナーを傷つけてしまった……どう謝る?

誰にだって「うっかり」はあるものです。しかしうっかりな失言ひとつで、パートナーとの関係に亀裂が入ることも。一度口から出た失言を「なかったこと」にはできません。悪意なくうっかりパートナーを傷つけてしまったとき、どのようにフォローすればいいのでしょうか。

島田 佳奈

執筆者:島田 佳奈

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「うっかり失言」でパートナーを傷つけてしまった

「うっかり失言」でパートナーを傷つけてしまった

うっかり失言でパートナーを傷つけてしまった……

誰にだって「うっかり」はあるものです。しかしうっかりな失言ひとつで、パートナーとの関係に亀裂が入ることも。最悪、お別れとなってしまうケースもあります。

大好きな人からの言葉でも、それが自分にとっての地雷ならば、許すことはできません。言い方を変えれば、他人ならばスルーできるレベルのことも、一番の理解者であるはずのパートナーに言われるからこそ、深く傷つくのです。

一度口から出た失言を「なかったこと」にはできません。悪意なくうっかりパートナーを怒らせたり悲しませたりしてしまったとき、どのようにフォローすればいいのでしょうか。
 

「ごめん」と謝ればいいわけではない

失言してしまったあなたがいくら謝ろうと、傷つけられたパートナーは許せないかもしれません。それは、あなたの中に「悪いことをした」という意識が薄いから。

謝罪の言葉に心が込められていないことは、態度や言動でわかるもの。いくらあなたは「え、こんなことで?」と思っていようと、相手にとって地雷だったことは事実。傷つけた相手がパートナーだからこそ、感覚の違い・価値観の違いが発覚したときは、謝るだけでなく「どうして傷ついたのか」をきちんと訊きましょう。

地雷だと知らなかったのですから、うっかり失言してしまうのも仕方がありません。そのことは、パートナーだってわかっているはず。大事なのは、その後のフォロー。失言をきっかけに、大好きなパートナーへの理解を深め「雨降って地固まる」結果になれるよう、誠意を持ってコミュニケーションを図りましょう。
 

パートナーの地雷は、心で理解しよう

何気ない発言により他人をうっかり傷つけてしまうことは、日常いくらでもあります。ケンカや口論をしたわけでもないのに、そっとフェイドアウトされた友人や知人、あなたも過去に思い当たる人がいるのではないでしょうか。

親しくない関係ほど「これ以上傷口をえぐられるのはたまらない」と、相手の失言を指摘することを避けがち。結果、何が失言だったのかわからないまま、相手に距離を置かれてしまうのです。

しかし相手がパートナーとなれば、話は別。これからも仲良しでいたいからこそ、傷ついた理由を知っておきたいし、二度と同じ失言をしないよう心がけたいとあなたは思うでしょう。同じように、傷ついたパートナーも、なぜ傷ついたのかをあなたに理解してもらいたいと思っているはず。

違う人間である以上、相手の言い分をじっくり聞いても理解するのが難しかったら、無理にわかろうとしなくてもいいと思います。だけど「この失言でパートナーは傷つく」事実だけは、心に深く刻んでおいて。口にした言葉が消せない以上、傷つけたあなたが「悪いことをした」のも事実なのです。
 

腫れ物扱いはNG。だけど二度と地雷には触れないで

失言への罪悪感から「また傷つけたらどうしよう」と必要以上に恐れてしまうのは、ふたりにとって得策ではありません。気まずい空気がしこりとなって残るほど、傷つけられた側も「(傷ついたことを)伝えなければよかった」と後悔し、いつまでもギクシャクしてしまいます。

だからといって「傷ついた」「ごめん」だけで簡単に終わらせるほど楽観するのもNGです。傷ついたパートナーが、失言したあなたを「反省していない」「わかっていない」ように感じたら、傷つけられた側は立ち直れず、あげく冷めたり恨んだりしてしまうかも。

パートナーを傷つけた原因があなたの失言である以上、気まずさを払拭するのもあなたの役目。軽はずみな発言はしばらく控え、いつも以上に愛情を伝えるよう努めましょう。失言に限らず、ケンカや口論で気まずくなったふたりの関係を払拭するためには、時間が必要です。

いつまでも腫れ物扱いするのもよくないし、かといって安易に「なかったこと」にするのも反省が足りないように見える……そんなときにおすすめなのは「非日常」的な空間へ出かけること。
ちょっとドライブで景色のいい場所へ行く、日帰り温泉でゆったり過ごす──「気晴らし」は、ふたりの空気を換えるのに最適な手段です。ふたりで出かけ、「一緒にいると楽しい」空気を取り戻しましょう。

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