今こそすべき! 年末大掃除の定番スポット、コンロ・換気扇の汚れ落とし
コンロ周りの油汚れといえば、年末大掃除に何とか重い腰をあげる定番のお悩みスポット。しかし、夏の暑さが残っている今のうちに“中掃除”程度にがんばれば、年末がラクになります。掃除を少しさぼったら、あっという間に汚れてしまうコンロ。レンジフードにも、うっすらついた油膜にホコリが積もり始めていませんか?
コンロ周りの汚れ落としを一気に全てできれば効率的ですが、壁だけ、スイッチ周りだけ、レンジフードだけついでに……と部分的に、気が向いたときに掃除する方法もよいでしょう。続けやすいやり方を見つけられるといいですね。
暑さが和らいでいる日であれば掃除もしやすいですが、残暑が厳しい日は冷房をつけて涼しい中で取り組んでください!
コンロ周りの基本の掃除方法
コンロ周りの掃除とは、コンロ、換気扇、その間の壁やスイッチ、コンロ下の扉や床など。日頃とてもマメに掃除している方は別として、これらの場所はうっすら、ガッツリ油膜で覆われ、ホコリまで積もっています。忙しくて気づかぬ間に、壁の隅やパーツの隙間、換気扇の内側など日ごろのメンテナンスから漏れがちなところにも汚れはこびり付いています。
それではさっそく掃除を始めましょう!
1. 使う道具や洗剤を準備する
洗剤の中でも「石けん」が一番油性の汚れ落としがラクだと感じるため、ミヨシのスプレー式「重曹せっけん」を使用。夏掃除はゆるい洗剤でいきたかったため、コンロ周りには台所用中性洗剤を使用しました。
パーツ類はミヨシのスプレー式「重曹せっけん」、コンロ周りは台所用中性洗剤とキッチンペーパーを使用。洗い桶は主に洗剤水を作るために使います。コンロの凹凸部分の掃除に使い古しの歯ブラシも活躍。
2. パーツを外してビニール袋に入れ、洗剤をまぶしてしっかり閉じる
コンロのような凹凸の多いパーツ類は、スプレーの方が洗剤を付けやすく便利。パーツを外して大き目のビニール袋に入れ、全体にまんべんなく行き渡るよう洗剤をまぶして、袋を密着させて閉じます。
パーツを外してまとめて浸け置き洗い。凹凸が多いためまんべんなく振りかけられるスプレーは便利
3. 洗剤水に浸したキッチンペーパーを汚れの気になる所に湿布
台所用中性洗剤を水に溶かした洗剤水にキッチンペーパーを浸し、コンロ周りやフードカバーに貼り付け、30分程度湿布します。
洗剤水に浸したキッチンペーパーをコンロ全体に貼り付けて湿布
4. ペーパーを雑巾代わりにして汚れを落とし、別の布で仕上げ拭き
汚れがふやけているときがチャンス! 貼り付けたキッチンペーパーも柔らかく傷つきにくい状態になっているため、雑巾代わりにして握りしめて拭きます。簡単に落ちると気持ちいいですよ。
汚れがほぼ落ちたら、別のペーパーやタオルを水かぬるま湯で濡らして絞り、洗剤を拭き取って仕上げます。洗剤が残るとべたついてまたホコリが付きやすくなるため、きちんと拭きとりましょう。2回は拭くことをおすすめします。
レンジフードで汚れがたまりがちなのは、斜めになっている表面の場所と内側。近づいて見るとホコリも積もっている。湿布後は、貼り付けたキッチンペーパーをそのまま雑巾代わりにして汚れを拭き取る
5. パーツ類も汚れ落としとすすぎ洗い
汚れが浮き出てゆるんでいるパーツ類は、ビニール袋ごとゴシゴシするとある程度落ちます。隙間の汚れは使い古しの歯ブラシなどを使うと落としやすく、そのまま処分できてラク。洗い終わったら水分をとって元の位置に戻して完了です!
ビニール袋で湿布したコンロのパーツと換気扇カバー。30分程したら、ビニール袋ごとゴシゴシと汚れをとる
6. 完了!
お掃除完了。小さな汚れが残っていれば、またちょこちょこやっつけよう!
ピカッとしたレンジフード
真冬になる前にさらにもう一度、この“中くらい”のパワーで掃除をしておくと、忙しい年末は軽い小掃除か、いっそのことパスでOK!にもできるでしょう。「油汚れは暖かい時期に」を標準にしたら家事がひとつラクになりますよ。