上皇さまの新種のハゼ発見ニュース、そのすごさとは

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ハゼのイメージ画像「ヒメダテハゼ」(上皇さまが今回見つけたものとは異なる)

2021年5月、上皇さまが2種類の新種のハゼを発見したという論文を発表されました。そのハゼとは、「アワユキフタスジハゼ」と「セボシフタスジハゼ」です。学会で発表された論文は、世界中の魚類学者が論文を書く際に引用される可能性があります。

今回のニュースだけでも偉大な功績といえますが、上皇さまがすごいのは、これまでに新種の発見を10種類されていること。 

しかも、ハゼの種類ごとに頭部に持つ感覚器の配置パターンに特徴があることを最初に発見されたのも上皇さま。世界も認めるハゼの研究を日々行われているのです。
 

皇室の素朴な疑問1. 上皇さまは研究者?

上皇さまは大学教授に劣らないほどの研究をされています。恐れ多くも一流の研究者といっても過言ではないでしょう。

上皇さまの研究テーマは魚類であり、特にハゼを対象とされています。今に始まった話ではありません。皇太子時代の1960年代から実は数多くの論文を発表されています。皇太子時代には赤坂御所の研究所にて、即位されてからは皇居にある生物学研究所で研究を進められます。

公務の合間を縫って、河川でハゼの採取をされることも。この執念が数々の論文発表に実を結んでいるのでしょう。
 

皇室の素朴な疑問2. 上皇さまの天皇退位後の活動

上皇さまは天皇退位後においても、定期的に皇居の生物学研究所を訪れて研究を続けられてきました。普段は仮住まいである港区高輪にて静かに過ごされている模様です。とはいえ、退位後も多いときには週に2~3回は生物学研究所に通われ研究を進められており、その熱心さに驚きを隠せません。

その他の上皇さまの天皇退位後の活動に関しては、宮内庁のホームページに掲載されていますのでご確認ください。

<参考>
上皇上皇后両陛下のご日程 - 宮内庁 (kunaicho.go.jp) 
 

皇室の素朴な疑問3. 上皇さまだけじゃない? 皇室ご一家の研究とは

上皇さまだけが研究をされているわけではありません。さかのぼれば昭和天皇も昭和4年からクラゲなどのヒドロ虫類の研究を始められ、ヒドロ虫類の御著書は9冊にのぼります。

また、秋篠宮皇嗣殿下も魚や鶏をはじめとした生き物と人間とのかかわりについて研究されています。紀宮さま(黒田清子さん)が公益財団山階鳥類研究所の研究員として13年間お勤めになったことも知られています。このように、皇室では魚類や鳥類などの研究をされる方が多いことがわかります。
 

皇室の素朴な疑問4. 私たちの税金は皇室でどう使われている?

話は変わって、皇室の費用ってどうなっているのだろう?と疑問に思われる方へ。簡単にですが、どれぐらいの予算があるのか解説します。

宮内庁によれば、皇室にかかる費用として、内廷費、皇族費、宮廷費を挙げています。

内廷費は、天皇・上皇・内廷にある皇族の日常の費用その他内廷諸費に充てるものです。この中に研究経費も含まれます。令和3年度の内廷費は、3億2400万円となっています。長い間この金額は変わっていません。

皇族費は、皇族としての品位保持の資に充てるためのものであり、各宮家の皇族に対し年額により支出されます。令和3年度の各皇族の総額は、2億6932万円となります。

宮廷費は、儀式、国賓・公賓等の接遇、行幸啓、外国ご訪問など皇室の公的ご活動等に必要な経費、皇室用財産の管理に必要な経費、皇居等の施設の整備に必要な経費などに使用されます。令和3年度においては118億2816万円で、宮廷費は宮内庁を経理する公金となっています。

宮廷費は別として、内廷費と皇族費の金額を皆さんはどうお感じになったでしょうか? 思ったより少ないと感じた方、いやいや結構な金額と感じた方様々かと思います。

なお、法律によって決まっているため、決してむやみやたらに使えるわけではありません。また、憲法第88条において、「すべて皇室財産は、国に属する。」とされているため、その点を考慮すると多額の資産を持っているとはいいがたい部分もあるといえるでしょう。
 
<参考>
予算 - 宮内庁 (kunaicho.go.jp)

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