亀山早苗の恋愛コラム

「6股」報道は笑うに笑えない?「4股」男に騙されていた私のところに、続々と女性たちから連絡が…

某民放テレビ局のアナウンサーが「6股」で話題になっているが、そもそも独身、仕事を奪われるのもせつない話だ。もちろん相手の女性たちが糾弾するのは自由だが。一般的にも複数恋愛で「騙された」と言う女性たちはいる。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

恋愛ガイド

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「4股」男に騙されていた私

浮気

TBSアナウンサーが「6股」で話題になっているが、そもそも独身、これで仕事を奪われるのもせつない話だ。もちろん相手の女性たちが糾弾するのは自由だが。一般的にも複数恋愛で「騙された」と言う女性たちはたくさんいる。

 

「きみがいちばん好き」で不信感

「今回の報道で、自分の恋愛と重複するから、笑うに笑えない状態です」

苦笑いしながらそう言うのは、ミユさん(32歳)だ。昨年秋、マッチングアプリで知り合った3歳年上の男性と意気投合、メッセージのやりとりを重ねてからデートするようになった。

「私、けっこう用心深いほうなんです。会ってすぐに免許証や会社の社員証を見せてもらいました。話の通りだったし、彼は『そんなに不安なら』と、学生時代からの友人にも会わせてくれた。それで彼の身元への不安感はなくなりました」

彼とは毎日のように連絡をとりあい、金曜の夜から土曜にかけて、あるいは週末のどちらかで会って愛を育んでいった。

「連絡をとりあううちに、お互いの日々のルーティンとかスケジュールが見えてくる。彼は平日は週に2日在宅ワーク、たまに外のワーキングスペースなどに出かけて仕事をしていることもある。週3日はラッシュ時間を外しての出社、彼は朝早くから会社に行っていたようです。私はエッセンシャルワーカーなので毎日出勤しています。彼は『いつも大変だね』『がんばってね』と励ましてくれていました」

つきあって半年ほどたった今年の3月、彼の家でいちゃいちゃしているとき、彼がさりげなく言った。

「きみがいちばん好き」

そのとき彼女は、ふと嫌な予感がしたという。

「いちばん好きということは、他にも女性がいるということなのかなと。思わず『二番は誰なの?』と言ってしまいました。彼は笑いながら、『そういう意味じゃないよ』と言ったけど、なんとなく不信感をもったんですよね。状況証拠も物的証拠も何もないけど、本当に単なる予感で、クエスチョンマークが頭にたくさん浮かんだんです」

女の第六感は当たるものなのだ。

 

続々と女性たちから連絡が

その翌週のことだった。彼女の携帯に知らない女性からメッセージがあった。

「彼のことを知っていますか、という問いかけでした。『私は本名を名乗っています』とも書いてあったので、知っていますとメッセージすると、『実は私も彼とつきあっています』と。びっくりしました。たまたま職場が近いみたいだったので、すぐその日に彼女と会ったんです」

その彼女は、カホさんという35歳の女性だった。彼とは3年ほどつきあっているという。

「彼女は怒るわけでも自己主張するわけでもなく、『やっぱりね』なんて言うんです。二股かけられているのは私もあなたも同じ。だけどもっといるような気がするのよとカホさんは言う。ふたりで探しましょうということになりました。私は彼のことが本当に好きだったのに、なんだか嫉妬したり怒ったりするより前にカホさんのペースに乗せられてしまったんです」

ふたりはそれぞれ彼とデートを重ねながら、浮気の証拠を探した。どちらが「彼の浮気相手」なのかはこの際、考えないようにしようと協定を結んだという。

「すぐにわかりました。他にふたり女性がいることが。そのふたりにも連絡をとり、4人で会ったんです。彼が35歳、カホさんが35歳、私が32歳、あとのふたりは24歳と36歳。つきあっているのはカホさんが3年、私は半年程度で24歳の女性も同じくらい。ところが36歳の女性は7年もつきあっているというんです」

4人もの女性とどうやってつきあっていたのかというと、彼には家がふたつあった。カホさんとミユさんは同じ家に招かれており、24歳の女性が行っていたのは別のワンルーム。そして7年つきあっている女性は、「彼は両親と同居だからといって、いつも私がひとりで暮らしているマンションに来ていた」とのことだった。

「たちが悪いねと4人で話しました。さてどうやって復讐しようか……。だけどそこから話はなかなか進まなかった。というのは、みんな、自分だけじゃなかったのかと思いながらも、彼のことをそれほど憎んでいないんですよ。どうしましょうと言いながら、なぜか他の話で女性4人が盛り上がったりして。じゃあ、また連絡を取り合いながら考えましょうと別れました。不思議な感じでしたね」

誰も率先して「糾弾してやる、彼の会社に訴えてやる」というような人がいなかったのは、彼の人徳なのだろうか。

「チャラいけどいいやつなんですよ。それはみんな同じ気持ち。しかも私たち、全員が似たような性格で、嫉妬でキーッと怒るタイプではない。彼はそういうことも見越していたんでしょうか。それ以来、4人で何度か会いました。彼を呼んだらおもしろいかもねということになったんですが、なんとなく4人で会っていることじたいが楽しくなってきて、この会は密かに続けていこうと話しています」

ただ、ミユさんは今、彼とほとんど連絡を取り合わなくなっている。なんとなく彼への思いが冷めてしまったのだという。

「私が抜けても4人での会は続けていこうと言っています。コロナ禍で会えなかったので7月に入ったら、みんなでランチをする予定。楽しみです」

彼の関係はこのままフェイドアウトしてしまうのだろうか。

「熱烈に好きだったわけでもないのかもしれない。というか、そもそも恋愛エネルギーが低いのかもしれません、私たち4人とも。彼だけがドンファン気取りだったんじゃないでしょうか。結局、全員フェイドアウトしたら、それはそれで興味深いですよね」

怒りより脱力感のほうが大きかったとミユさんは言う。週刊誌に訴え出て、相手を社会的に抹殺しようと思うようなエネルギーはないですねと再度、苦笑いをしていた。
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