人間関係

「疲れない」「頑張らない」も大切。心身共に壊れずストレスなく生きるには?

心身が悲鳴をあげているのに、気づかずに頑張ってしまう人は多いもの。つい頑張りすぎてしまう人が気づいたほうがいいこと、そして、ストレスなく生きていくコツは何でしょうか。「頑張りすぎる」ことのデメリットとともに、ストレスを少なくする考え方のヒントをご紹介します。

ひかり

執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

ストレスなく生きていくコツとは?

頑張り過ぎ

心身が悲鳴をあげているのに、気づかずに頑張ってしまう人はいるもの。そんな人は、一度立ち止まって、自分自身を、そして自分の人生を見つめ直してみるのもいいかもしれません。

つい頑張りすぎてしまう人が気づいたほうがいいこと、そして、ストレスなく生きていくコツは何でしょうか。

 

頑張りすぎることは、むしろ「効率が悪い」ことを理解する

多くの人は、成果を求めて頑張るものですが、無理しすぎてしまうと、むしろ効率が悪いことを理解することが大切です。

なぜなら、疲れていたり、眠かったりすると、いつもよりも時間がかかり、さらにミスも多発してしまいますしね。さらに、自分の能力以上の仕事を抱え込んでしまうと、結局、できなくて、周りに迷惑をかけてしまうこともあります。

なによりも、体が疲れていても無理をしてしまう人は、「体が資本であること」を分かっていません。どんなに出世しようが、どんなにお金持ちになろうが、体を壊してしまったら、元も子もありません。体がキツかったら、どんなに面白いことをしていても楽しめないし、どんなにおいしいものを食べていても、味わえないですしね。

目先のことしか見えていないと、“人生”というスケールで物事を見られなくなります。そうすると、目先の部分ではうまくいっても、人生においては、マイナスになってしまうこともあるもの。

例えば、仕事を頑張りすぎて、病気になってしまい、働けなくなってしまうこともあるでしょうし、家族を幸せにしたくて働いていたのに、忙しすぎて家族に寂しい思いをさせてしまって、家庭崩壊……なんてこともあり得ます。

忙しいと、ただただ与えられている役割をこなすだけで精一杯になり、自己を見失いがち。でも、「自分が本当に大切なものは何か」をきちんと理解し、それを守ることが、幸せでいるためにも大切なんですよね。

 

ストレスなく生きていくためには、心と体の声を聞く

ストレスなく生きていくために大切なことは、常に「心と体の声を聞く」ようにすることです。体が「疲れた。もうやりたくない」と言っていたら、休むことは大切ですし、心が「それ、ストレスがたまるからやりたくない」といっているときは、断る勇気を持ちましょう。嫌われることばかり恐れてはいけません。自分がまず大事にし、守らなくてはいけない存在は、「自分自身」なのです。

そして、「心と体の声を聞ける」ようにするためには、1日のうち15~30分でもいいので、1人でゆっくりする時間を持つことが大切です。ヘロヘロになるまで働いて、家に帰ってバタンキューでは、心と体の声を聞く余裕すらないでしょう。

もし家に帰って、家族の世話をしなくてはいけないときは、帰り道にカフェでコーヒーを一杯飲んだり、また、ネットカフェの個室で寝転んで、体を休めたりしてもいいのです。

自分のことを大切にしないと、人のことを大切にする余裕がなくなってしまうので、まずは自分が万全でいられるように、心と体を整えることが重要なのです。

 

欲張りすぎないことも大切

頑張って、あれやこれやと手に入れようとしないで、自分にとってなにが大事なのか、優先順位をつけて、上位のほうから維持していくことが大切です。

例えば、「自分らしさを大切にしたいから、合わない人には嫌われたって構わない」「家族の時間が大事だから、出世はそこそこでいい」など、どれも完璧にしようと思わないで、とにかく一番大切なものを守れればいい、という気持ちでいることが大事。どっちみち完璧は無理なことが多いですし、それを求めてしまうと、できなくてストレスを溜めてしまいますしね。

さらに言えば、自分の器以上のものを抱え込もうとするから、無理をしなくてはいけなくなってしまうので、きちんと「自分のことを理解する」ことも大切です。

頑張りすぎているときは、「自分は努力していてスゴイ!」なんて思いがちですが、実際は、「今の自分は、“欲張りすぎている”のだ」と反省するほうが正解なのです。「過度に無理してしまう」というのは、「自分のことを分かっていない」ということであり、また「自分を虐めている行為」でもありますしね。それは、偉くも何ともありません。

結局、幸せでいるためには、自分は「自分自身の一番の理解者であるべき」だということなんですよね。自分の限度を理解し、労りながら、日々を過ごしていきたいものですね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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