人間関係

なぜか相手を怒らせて「火に油を注いでしまう人」がやるべきこと3つ

悪気はないのに、相手を怒らせ、状況を悪化させてしまう人というのは存在します。もし自分がそういうタイプの場合は、どうしたらいいのでしょうか?

ひかり

執筆者:ひかり

恋愛・人間関係ガイド

人を怒らせていない?

火に油を注ぐ

悪気はないのに、相手を怒らせ、状況を悪化させてしまう人というのは存在します。そういう人は、なぜ、自分が「火に油を注いでしまっているのか」に気づかないことも少なくありません。
もし自分がそういうタイプの場合は、どうしたらいいのでしょうか?

 

“火に油を注いでしまう人”がやるべきこと1:相手の気持ちを想像する

“火に油を注いでしまう人”というのは、相手がなぜ怒っているのかを理解しないまま、自分の正当性ばかり主張しがちです。だから、さらに怒らせてしまうのです。

対話というのは、「相手の意見を聞き、その上で自分の意見も伝え、折り合いをつけていくこと」です。でも、相手の意見や気持ちを理解しないまま、ただただ自分の言い分ばかりぶつけていたら、「この人は、何も分かっていない!」と思われ、余計に嫌われてしまうものでしょう。

また、相手の意見を“表面的に”受け取るだけでは、相手の意見を理解しきれないことも多々あるもの。「相手はどんな思いを抱き、どんな意図を持ってそれを言っているのか」まで深く読みとらないといけないのです。

それは“自分が相手になったつもり”で、想像しないと分からないこともあるもの。そこまでやっても、理解しきれないことだってあるでしょう。でも、できるだけ相手の思いを理解し、受け止めた上で、解決策を提案しないと、話が進まないことも多いのです。

例えば、世の中には単に「謝り倒す人」がいます。そのやり方は、大人になればなるほど通用しません。なぜなら、結果的に、怒っているほうが“泣き寝入り”しなくてはいけないことが多いからです。それは、相手の思いを“本当の意味”で受け止めてもいなければ、解決策の提案もしていません。

「何をすれば、相手が怒っている要因を取り除けるのか(相手が快適になることは何か)」まで考えて、対処することが大切なのです。

それができないまま、ただただ謝罪していると、火に油を注いでしまうことが多いでしょう。

謝っているほうは、「自分はプライドを捨てて、こんなに謝っているのに、なぜなんだ? 器が小さいなぁ!」なんて不服に思うこともあるかもしれませんが、それはあくまでも“自分の立場”から見た言い分に過ぎません。

相手の心情をきちんと理解したほうがいいのです。そうしたら、対応の仕方が変わってくることもあるでしょう。

 

“火に油を注いでしまう人”がやるべきこと2:状況をきちんと把握する

タイミングや状況によって、結果が変わってしまうことはよくあること。“火に油を注いでしまう人”は、状況を把握していないことが多いので、余計に事態を悪化させてしまうことがあります。

例えば、相手が機嫌のいいときに謝れば、「もう、いいよ」と許してくれることもあるかもしれないのに、わざわざ相手が別のことでイライラしているときに、謝罪してしまうのです。

“火に油を注いでしまう人”は、「相手のタイミング」ではなく、「自分のタイミング」で謝ってしまいます。だから、うまくいかないのです。

つまり、それだけ、“火に油を注いでしまう人”は、自己中で、視野が狭く(相手を見ていなくて)、自分にしか興味がない人が多いのかもしれません。

ちなみに、人はお腹が空いている時にイライラしていることが多いので、なにか謝ることがあるときや提案したいときは、“ランチタイムが終わった時間帯”などにするといいそうです。とはいえ、相手がランチで注文したのとは違う料理が出てきたり、料理がおいしくなかったりして、イライラしているときは避けたほうがいいですが(笑)。

 

“火に油を注いでしまう人”がやるべきこと3:世渡り上手な人を観察し、いいところを真似る

“火に油を注いでしまう人”は、「自分の視野が狭い」ということすら、分かっていないことも少なくありません。基本、多くの自己中の人は、「自分が自己中だ」ということに気づいていません。本当に分かっていたら、気を付けるようにするからです。

だから、「なぜ、自分が動くと、うまくいかないことが多いのだろう?」と疑問を感じている人は、周りにいる“世渡り上手な人”をよく観察して、「自分ができていないことは何か?」を学んだほうが早いのです。

世渡り上手な人は、人の心をつかむのがうまく、さらに状況を読む力があるので、上手に自分の希望をかなえていくもの。それは、天性のものだと思いがちですが、そうではありません。人は誰もが自分のことでいっぱいいっぱいになりがちなので、それなりに努力をしないと、「相手の立場に立ってものを考えること」はできないものです。

世渡り上手な人は、自分の感情に振り回されずに、きちんとコントロールした上で、相手のタイミングと心情をよく考えて動きます。それは、理性的でないとできることではないのです。

ここまで「“火に油を注いでしまう人”がやるべきこと」を3つ紹介しました。人を怒らせ、状況を悪化させてしまう人は、「自分は悪気がないのに(自分は悪くないのに)、なぜ?」と思いがちですが、物事がうまく進まないのには、それなりの理由があります。それを理解して、行動できるようになりたいものですね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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