コロナ禍によるテレワークの普及や、都市部の密を避けたいという理由から、期間限定的な住まいだった別荘で、通年暮らしたいと考える人も増えています。最新の別荘の在り方、使用目的、ニーズの変化などを、住宅・建築事業本部 建築デザイン室 次長 武田康彦さんにうかがいました。
 

別荘にも“唯一無二”のクオリティを求めるトレンド上昇

別荘と言えば「週末暮らし」「避暑、避寒」など期間を限定して過ごす場所というのがこれまでの定義でした。しかし、武田さんは、その考え方は大きく変化し始めていると話します。
 
「2020年春以降、急激に広まった国、自治体のテレワーク推進により、働く場所の選択肢が格段に多様化しました。これを受け、平日は都市部の本宅を拠点に働き、週末はリゾート地の別荘でリラックスするという別荘所有者の従前のライフスタイルに変化があらわれています。特に昨年夏から今年にかけて、1週間の半分~4、5日は別荘にいて、残りを都市部の本宅で過ごすといった方も増えてきました。二拠点生活、デュアルライフの傾向が鮮明になったと感じています」
住友林業
長期滞在でも快適な、クオリティの高い別荘を求める傾向に

 

 新たに別荘を持ちたいと考える方も増えているのでしょうか。
 
「はい、私たち建築デザイン室で担当する別荘案件は、以前よりもかなり増えました。かつての別荘づくりは、お客様が、別荘を建てる地元の工務店、設計事務所に頼むケースが一般的でしたが、近年、住友林業への依頼が増えたと感じるのは、別荘を本宅並み、あるいはそれ以上に長い時間を過ごす場所として、都市部の自宅と同等の住宅性能を持たせたいと考える方が増えたためではないかと考えています。
 
私たち建築デザイン室は、設計、インテリアコーディネーター、工事担当、など家づくりの全過程における専門家が在籍していて、一気通貫の体制を備えています。主に担当するのはお客様の要求の難易度が高かったり、建てる場所の規制が厳しく、高い技術を求められたりする唯一無二の邸宅づくりです。おかげさまで我々の提案や、完成した新居はお客様から高く評価されており、その結果が“別荘もお願いしたい”というマインドにつながっていると思っています」
 

土地選びの3大条件は、アクセス・管理会社・気候変化

別荘での時間を充実させるためには、家のクオリティ同様、住環境も非常に大切です。別荘を新たに建てる場合、土地はどのように決めると良いのでしょうか。
 
「建築デザイン室に別荘案件が来る段階では“頻繁に訪れる思い入れの強いリゾートなので、いっそのこと別荘を建てよう”と決意して、お客様ご自身で情報を集め、既に土地を取得されているケースがほとんどです。そのほか、所有している別荘を建て替えたいという依頼もありますね。
 
新規に土地を選ぶ際は、お客様が別荘でどんな時間を過ごしたいかがひとつのポイントになります。ゴルフ、フィッシング、海、あるいは山の絶景を眺める、温泉で癒される……などのニーズによって、ある程度エリアは絞られてきます。
 
また、別荘で過ごす時間が長くなっても、都市部に本宅がある場合はアクセスの利便性も重要です。移動手段は場所によって異なりますが、大体片道2~3時間以内が多く、例えば関東圏のお客様ですと、長野県をはじめ、山梨県や静岡県などが人気ですね」
 
住友林業
デッキとつながった解放感満点の露天風呂付別荘
 
住友林業
川沿いの立地を生かした優雅な設計

さらに別荘地の管理会社も大切なチェックポイントになります。不在時のセキュリティや建物の保守、落ち葉や雑草の処理、メンテナンスなどは気になるところです。
 
「開発されたリゾート地では管理規約がある場合もあるので、その場合は管理業務の項目や頻度、費用などを読みこみ、納得した上での契約をおすすめします。下見時は車だけで行き来せず、周囲を歩いて念入りに維持管理体制を確認する、買い物、医療、さらに、いずれ拠点を別荘地へ移すことを視野に入れているご家族なら教育環境を調べておくことも大切です。なかには、最寄の商業施設の場所が遠いため、シャトルバスを運行している管理会社もあります。
 
要注意なのは、冬季に積雪がある地域です。実際の降雪期にどの程度積もるのかを確認した後に購入すれば理想的ですが、タイミングが合わない場合は、既にそこに住んでいる方や、地元の役所に聞いてみても良いでしょう。特に役所は、基本的に地元自治体に住人が増えることは歓迎する立場ですから、詳しい情報を教えてもらえるのではないでしょうか」

住友林業の別荘ならではの強みとは?>>

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