今回の投資のきほんシリーズでは、「NISA(ニーサ)ってよく聞くけど、一体どんな制度なの?」「iDeCo(イデコ)と何が違うの?」など、今さら聞けないNISA制度について全4回にわたって、わかりやすく解説していきます。

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NISA(ニーサ)とは?

「NISA(ニーサ)」「つみたてNISA」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。NISAは2014年からスタートした制度で、その後2018年からつみたてNISAが始まりました。

投資に対する減税措置が2013年に終了し、それに変わる個人投資を促す施策として誕生しました。お手本になっているのは、イギリスの「ISA」という制度で、そこに日本の「N」を付けて「NISA」となりました。イギリスではこの制度を活用し、若者が投資をスタートするきっかけにもなっています。

イギリスのISA制度は、比較的自由度が高いのですが、日本のNISA制度は、NISAとつみてNISAがあり、期間や金額にも縛りがあるなど、少し複雑です。そのため、投資初心者の方が迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。

投資を始める前に、基本的なことを理解することはもちろん必要ですが、1から100まですべて知らないと始められないわけではありません。まずは、基本の「キ」だけをしっかり押さえておきましょう。
 

基本1:投資には税金がかかる!

まず、大前提として投資には税金がかかるというお話から。投資をして利益が出ると、現在20.315%の税金を納めなくてはいけません。この利益というのは、株を買って配当が出た場合(=配当益)や、株式や投資信託などの金融商品を売却したときに利益が出た場合(=売却益)などです。
 

基本2:投資口座にも種類がある 

銀行口座に「普通預金」「定期預金」「当座預金」などがあるように、投資口座にも「総合口座」「特定口座」「一般口座」「NISA口座」「iDeCo口座」といった、口座の種類がいくつかあります。

ここがとってもややこしいところなのですが、シンプルに説明するとまず大元になるのが総合口座です。そして、総合口座は大きく2つの種類があって、「特定口座」と「一般口座」に分かれます。この2つの口座の違いは、税金の取られ方です。

投資にかかった税金の計算から納税までを自動でやってくれるのが「特定口座」、自分で計算して確定申告するのが「一般口座」です。おそらく、ほとんどの証券会社が自動で計算し、税金処理をしてくれる特定口座をおすすめしているかと思います。
 

基本3:NISA口座には、特別なメリットがある

NISAやつみたてNISAを始める場合は特定口座ではなく、NISA口座で運用することになります(まず証券会社で総合口座を開設した後、NISA口座を開くことができます)。このNISA口座には、特定口座にはない特別なメリットがあります。それは、NISA口座であれば先ほど説明した、投資の利益に対してかかる税金を納めなくてもよいということ。

例えば、100円で購入した商品を120円で売却して、20円分の利益が出た場合、NISA口座であれば税金を引かれず、利益全額を受け取ることができます。この利益に対して非課税となる制度は、NISAやつみたてNISAだけではなく、iDeCoも同じです。

ここで一つ覚えておいてほしいのは、NISA口座やiDeCo口座は金融機関ごとにいくつも持つことができないということです。それぞれ一人一口座と決まっているため、NISAとiDeCo、つみたてNISAとiDeCoであれば持つことができます。しかし、NISAとつみたてNISAは持つことができないため、どちらか一つを選ぶ必要があります。

いかがでしたでしょうか。NISA制度や投資の基本を押さえたところで、次回はご自身の目的に合わせて、NISAやつみたてNISA、iDeCoなど、どの制度を始めるべきか、選び方のポイントをお伝えしていきます。


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