100円ショップでも買える防災グッズ
東日本大震災から10年。この間にも数多くの自然災害がありました。災害があったときは「防災グッズを揃えなければ」と思っていても、私たちは時に気が緩んでしまうこともありますので、定期的に非常用持ち出しグッズを点検することも大切です。非常用持ち出し品(防災グッズ)は、災害時のシーン(段階)ごとに必要となりそうなものを想定して選び分けておくことが必要です。例えば災害直後の混乱状態のとき、避難所にいるとき、断水や停電の中で自宅で過ごすときなどで想定し、保管場所も考えましょう。
こうした防災グッズの中には、身近な100円ショップでも揃えられるものがいくつかあります。今回は100円ショップでも買える防災グッズをご紹介します。
断水時に使える「ウォータータンク」
断水時に水を運ぶのに便利なウォータータンク(ウォーターバッグ)。100円ショップでも場所を取らない折りたたみ式のものを購入することができます。
このタイプのウォータータンクの注意点は100円ショップのものに限らず、ポリプロピレン、ポリエチレン素材なので、経年による劣化です。蛇腹部分に亀裂が入る可能性も考えられるため、数年に一度チェックや買い替えをするようにしましょう。
今回ご紹介したもの以外にダイソーには20Lのウォータータンク400円(税別)もありますが、あまり大容量のものだと重たくなり運びづらくなる可能性もあるので、自分にあわせた容量のものを備えておきたいものです。
こちらのダイソーの「ペチャンコ水筒」は3.9L入り、耐熱温度がマイナス20度から80度までなので、水を冷凍して保管しておくのにも便利です。
季節によっては必要な「アルミ製保温シート」や「レインコート」
屋外で過ごさなくてはならなくなったとき、季節によっては防寒具となる「アルミ製の保温シート」があると便利です。また、雨のときでも両手を使えるレインコートも必要です。寒さは体力を奪います。保温アルミシートやレインコートは100円ショップでも種類が豊富なので是非用意しておきましょう。
災害時以外でもあると安心な「簡易携帯トイレ」
お手洗いが利用できない場所でも簡易携帯トイレがあると便利です。携帯トイレは災害時だけでなく、通常の生活の中でも断水や停電によってお手洗いが使えないときにも利用できます。100円ショップでは種類豊富な「携帯ライト」
100円ショップには様々なタイプの携帯ライトがあるので、今回は特徴的なものをご紹介します。どちらもダイソーで100円(税別)のものです。写真左の「LEDヘッドライト」はベルトで頭に装着することができるので、ハンズフリーでライトをつけることができます(単4乾電池3本必要)。 写真右の「災害備蓄用ライト」は、中央で降り曲げることによって中の液体が混ざり合い、化学反応をおこすことによって発光するケミカルライトの「ルミカライト」になります。こちらの商品は24時間発光するタイプで水中でも使用可能です。
持っておきたい「ホイッスル付きライト」
災害時、自分の存在を示したいけれど声が届かないときに使えるといわれているのが「ホイッスル」です。100円ショップではLEDミニライト(LR41電池4個必要)とセットになったものがあります。除菌用ウェットティッシュやマスクなど「衛生用品」
除菌用ウェットティッシュなどの衛生用品も100円ショップで購入することができます。注意点としては未開封未使用のものでも、ウェットティッシュは数年経つと乾いてしまう可能性があることです。少しでも長くもたせるために密閉できる保存袋に入れておくのもおすすめです。
タオルは場所を取らない「圧縮タイプ」がおすすめ
災害時にタオル類もあると便利です。場所を取らないためにも圧縮タイプのタオルがおすすめです。ダイソーには大きさが違う圧縮タオルが各100円(税別)で販売されています。紙食器や食品用ラップもあると便利
紙皿や紙コップ、箸、食品用ラップも100円ショップで購入可能。食品用ラップは食器にかけて使うと水がない場所でもラップを取り換えることで食器を洗わずに使えます。また、けがをした際に止血など応急処置にも使えるといわれています。これ以外にも食料品や飲料の備蓄、携帯電話の充電用品、持病の薬や傷の手当用品、ペットがいる方はペットのご飯など、非常用持ち出し袋に入れておきたいものはまだまだあります。
今一度、ご自分の非常用持ち出し袋を点検してみてはいかがでしょうか。
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