敢えて近づかない。これも大人の処世術
誰とでも仲良く関係を築きたいのは山々ですが、世の中には色々な人がいるので、できることなら近づかないほうがいい人もいます。それは、どんな人でしょうか?
近づかないほうがいい人1:差別的な人
「職業差別」「男女差別」……世の中には色々な差別があります。自分に対して差別的な態度をとる人はもちろんのこと、自分以外の人に差別的な言動をする人にも近づかないほうがいいでしょう。なぜなら、「同類」だと思われてしまうからです。
一緒にいるときに、相手が差別的な態度をとったら、ハッキリと注意したいものですが、相手が目上の人であったり、その場の空気を読むと言いづらかったりすると、「今は聞き流すのが賢明だ」と判断することもあるでしょう。
でも、そんなことをすると、あなたも“差別的な思考を持っている人”なんだと思われてしまうこともあるのです。
人を差別する人は、実は劣等感を抱えていることが多いもの。だから、自分よりも立場の弱い人を差別することで、自分は上の立場なのだと安心したいところもあるのです。それは周りがとやかく言おうが、本人が自分の心ときちんと向き合っていかない限り、直りません。
だから、そういう人とは、なるべく関わらないに越したことはないでしょう。
近づかないほうがいい人2:機嫌の悪い人
同じ空間に機嫌の悪い人がいると、雰囲気が悪くなるものです。また、愚痴や悪口ばかり言っている人の話し相手をしていると、疲れるものですよね。それは、相手にエネルギーを奪われてしまうからです。
ある程度、大人になったら、自分で自分の機嫌をとれるようになることが大切。それに、人と会話をするときは、“相手が楽しいと思えるようなこと”を話さないと、つまらないと思われてしまいますしね。
つまり、自分が言いたいことを、ただただ口にし、嫌なことがあったら相手に八つ当たりをしまくるような人は、自分のことしか考えていない“お子ちゃま”なのです。
そんな精神的に幼い人と関わっても、向上し合えることはないので、離れたほうがいいでしょう。
近づかないほうがいい人3:傷つける人
ここで言う「傷つけるもの」というのは、身体に限らず、あなたの心や尊厳も含みます。また、自分に対してだけではなく、他人に対して傷つけることも含みます。
誰かが人を傷つけているのを見て、いい気分になる人は稀です。また、人がイジメられているのに見て見ぬふりをしたら、自分がそんな“意気地なしの自分”を嫌いになることもあるでしょう。
イジメやパワハラがある職場はあるものですが、そんな場所は「地獄」のようなもの。本当に「いい環境」であれば、イジメやパワハラなんてしていたら、周りが止めるし、そんな意地悪な人はだんだんその場から居づらくなってくるものですしね。
だから、もし、そんな“地獄のような職場”にいる場合は、「給料がいいから」とか「転職は面倒だから」なんて言っていないで、さっさと離れたほうがいいでしょう。そうでなければ、あなた自身が、そんな“地獄の環境に合う人”に変わっていってしまいます。知らぬ間に、人は環境によって変わってしまうものですよ!
近づかないほうがいい人4:依存的な人
少しくらいなら頼られるのはうれしいものですが、色々なところで依存してくる人には要注意です。そういう人は、「自分でそれをやる力がない」と勘違いしているところがあるのです。でも、本気でやれば、自分でできることはあるものなのです。結局、人が依存するのは、“依存できる相手”がいるからです。そういう相手がいなければ、依存しようがありません。
そして、相手に依存させてしまうのは、本当の意味で「優しさ」ではありません。本当の優しさは、相手に「自分1人でもできるんだ」という自信を持たせ、自立させることです。
特に断りにくい人は、依存体質の人のターゲットになりやすいもの。だから、きちんと断れるようになるか、そういう人とは極力、近づかないようにしましょう。
今回は、4タイプの「近づかないほうがいい人」を紹介しました。近づかないのはもちろんのこと、自分がこれらのタイプにならないように、気を付けたいものですね。