引っ越しや家の選び方で次第では「大きな節約」
賃貸でも持ち家でも、家にかかるお金というのは支出の中でも一番大きな金額です。昨年からの新型コロナウイルス感染拡大に伴いリモートワークを導入した企業も多く、これを機会に都心から離れたところに引っ越して家にかかるお金を抑えたいという人もいるのではないでしょうか。いわゆるニューノーマルで、本格的にリモートワークを主軸にしていく企業も多く、今後も都心から離れた場所へ引っ越しをする人は多くいそうな状況です。
また春は進学や転勤で引っ越し需要も増える時期です。
今回は引っ越しや、選ぶ家によってできる節約について考えてみたいと思います。
まずはお試し。賃貸やリース
無印良品では、新型コロナウイルス感染拡大を受けて急きょデスクなどが必要になった人を想定して、それまでもやっていた家具のサブスク(サブスクリプション・月額定額サービス)を今年の1月から拡大しました。家具のリースというサービスは他社でも以前からあるものですが、もしもリモートワークに伴い引っ越しをする人は、まずいろいろお試しから始めてみることをおすすめします。家を購入してから「やはり通勤が大変だった」となっては大きな痛手です。住居に関してはまずは賃貸から。そして必要な家具類はリースで出費を抑えて試してからのほうが良いでしょう。
引っ越し費用を節約するには?
・荷物を減らしてから見積もり忙しい人にありがちですが、引っ越し直前まで準備ができずとりあえず全部詰め込んで引っ越しし、新居についてから不要な物を捨てるというのはもったいないことです。引っ越し費用は荷物の多さによって大きく変わってきます。まずは荷物を少なくしてから引っ越しの見積もりをとりましょう。
・「相見積もり」で比較する
見積りをとるときは「相見積もり」が必須です。複数の業者から見積もりをとり、値段の比較をすること。そして相見積もりをしていることをそれぞれの業者に伝えることで、値引きされる場合もあります。
・引っ越し繁忙期は避ける
転勤、進学などで引っ越しが多い春、国土交通省によると今年は3月20日(土)から4月4日(日)が特に混みあう時期だといわれています。また新型コロナウイルス感染拡大により通信販売の利用者が増え運送業者も混みあい、ドライバー不足にもなっています。
避けられるのであれば引っ越し利用者が多い時期や、土日は避けたほうがよいでしょう。また朝1便よりも、1回目の引っ越しが終わってからになる2便のほうが料金が安くなる場合があります。時間に余裕があればおすすめです。ただし何時になるかはっきり分からないという不便な点も覚悟しなくてはなりません。
・荷物が少ないなら宅配便も
最近は家具付きの物件も多く、単身で荷物が少ないのであれば宅配便で荷物を送るほうが安い場合もあります。宅配便であれば箱の大きさで料金が事前に分かりますので、自分で計算してみましょう。また新居で必要なものは、ネット通販で購入し直接新居に送ってもらうことで引っ越し荷物を減らすことも可能です。送料無料の商品ならとくに新居に送ってもらうようにしたほうが節約できます。
選ぶ家でも節約できる
賃貸の場合は、住宅供給公社の物件やUR賃貸の物件を利用することで節約できる場合もあります。礼金や更新料がなかったり、収入に応じた家賃補助があったりする物件もあり、金額的に大きな節約になるので探してみる価値はあります。 また日当たりがいい部屋と日が当たらない部屋、そして風通しの良い物件を選ぶことも重要です。日当たりが良く暖房が不要という人も多くいます。逆に夏は暑すぎるので日が当たらず風通しが良い部屋があると冷房不要になり、長い目で見て光熱費の節約につながります。引っ越しや家選びに関する情報は、今すぐ必要なくても頭の片隅に入れておくとそのときになって、きっと役立ってくれることと思います。今回ご紹介した内容をぜひ頭の片隅に置いておいてください。