睡眠改善インストラクターの資格を持つ家電ガイドの神原サリーが、スムーズな入眠を促す注目のアイテムや北欧デザインの静音性の高い空気清浄機、足元をふんわり温めてくれるとっておきの布団乾燥機などをご紹介します。
1. 心の不安を落ち着かせてスムーズな入眠に導く~アテックス「ルルド おやすみグースピー」
快眠の要素は(1)スムーズな入眠、(2)夜中に目が覚めることなく、ぐっすり眠れること、そして(3)さわやかな目覚めの3つ。マッサージクッションやハンドマッサージャーで知られるアテックス(ATEX)のルルドブランドから、2020年秋に発売されて注目を浴びているのが、入眠にポイントを置いて開発された「おやすみグースピー」(以下、グースピー)です。新型コロナに対する不安やストレスを抱えて寝つきの悪い人が増えている中、ルルドがスムーズな入眠のために着目したのが「呼吸のリズム」。見た目は可愛いぬいぐるみですが、睡眠のための理想の呼吸法「3秒吸って、7秒吐く」を、内蔵するエアバッグで再現し、抱きしめて横になるだけで自然と呼吸が同期していき、リラックスした状態へと導くというもの。 実際に使ってみると、けっこうずっしりとした重さがあって、抱えているだけで安心感があり落ち着きます。スイッチを入れて、グースピーのお腹が膨らむのに合わせて自分も息を吸い、スーッと抜けていくのに合わせて自分もふ~っと息を吐いていくうちに、20分のタイマーが切れる前にいつの間にか体の力が抜けてきて、眠ってしまいました。
グースピーはリチウムイオン充電池を内蔵しているのでコードレスで使えますし、充電忘れのときにはACアダプターにつないでも使えるのも便利。仕事の合間のリラックスタイムや緊張をほぐしたい時には5秒吸って5秒吐く「リラックスリズム」で使うのもおすすめです。肌触りのいい高密度の起毛素材で作られたカバーは、水洗いができるのでいつでも清潔に使えるのもいいなと思います。
2. ハウスダストを取り除いてクリーンな寝室に~ブルーエア「Blue 3000シリーズ」
室内の空気がきれいだと、花粉症や鼻炎などのアレルギー症状を抑えるだけでなく、深い眠りや集中力の維持など心身に良い影響を与え、より健康的で快適に生活できるといわれています。ウイルスなどの心配もあり、清潔な空気環境を保てるように心がけたいものです。寝室で空気清浄機を使う場合、静音性の高さがポイントになります。また、リビングのように広い空間ではないので、よりコンパクトで設置性の高いものを選びたいですね。
1996年に空気清浄機専業メーカーとしてスウェーデンで設立され、世界60カ国以上で展開されているブルーエアから2021年1月に発売されたばかりの空気清浄機「Blue3000シリーズ」は、リビング用の「Blue 3410」のほか、パーソナルな空間に向けの「Blue 3210」がありますので、寝室用にはこちらのBlue3210がぴったりでしょう。ブルーエアの基幹テクノロジー「HEPASilentテクノロジー」の搭載により、0.1μmまでの微粒子を99.97%除去。天面にある大型ファンが空気を引き上げる力を最大限まで利用し、低電力、低騒音を実現しています。 1回タッチすると電源がオンになり、オートモードで運転が始まりますが、操作ボタンを2回タッチすると低速運転かつ、正面の空気環境を示すステータスランプ(LED)が消灯するナイトモードに。音や光によるノイズがなくなってより快適な環境で眠れます。
北欧の自然からインスパイアされたというシックな5色がそろったファブリック仕様のプレフィルターは、汚れたら洗うことができ、交換することでイメージが変わりインテリアに応じて選べるのも素敵です。
>次ページ、寝る前についスマホをチェックしちゃう人はこちら