1. 柔軟剤や防水スプレーで花粉をバリア!
衣類にも使える防水防汚スプレーや柔軟剤の静電気防止作用で花粉バリアを! 除菌スプレーは花粉への効果はなくとも、帰宅時に除菌することで家内での飛散防止が少し期待できます。衣類は外で時々ブラッシングして落とすこともお忘れなく。
コートや靴も今のうちに。防水スプレーは防汚作用もあるので、花粉が服や靴について家に入ることを防いでくれます。また三寒四温といわれるように、ここから春まで、寒い日と急に暖かくなる日が交互にやってきます。冬物のコートや靴だけでなく、バッグやスカーフなどの春物にも防水防汚スプレーや柔軟剤でバリアしておきましょう。
2. リビング・寝室に花粉を持ち込まない「動線作り」を
とにかく、リビングダイニングや寝室に花粉を持ち込まない行動をシミュレーションしてみましょう。今のウイルス対策は、そのまま使えます。外出から帰ってきたら、靴用マットで靴裏の花粉を取り除きましょう。コートはできれば玄関の外で脱ぎ、花粉を払い落としてから、玄関ゾーンにあるコート掛けにかけます。帽子やマフラー、髪の毛もお忘れなく。マスクもゴミ箱へ捨てましょう。手洗いうがいはもちろん、洋服もすぐ脱いで部屋着に着替えてください。花粉に悩まされずにくつろげる部屋の確保が大切です。
換気は必要ですが、一緒に花粉も入ってしまうのは避けたいですね。空気清浄機を使うなど、換気と花粉対策を両立できる工夫をしましょう。窓を開けて換気をするなら、花粉飛散が少ない時間帯が良いでしょう。 花粉の飛散時間帯は、晴れた日なら午前9時前から夕方ごろまで。 一番静まっている朝一番や夜遅めの時間帯がおすすめです。風邪を引かないようにご注意を。
3. 布団の外干しを諦めるなら、湿気対策が重要
布団の外干しを諦めざるえない、花粉シーズンは布団乾燥機の活用などで湿気対策を
何としてもリスクを下げたいなら、花粉シーズンに入ったら「お日さまの香り」はしばし諦めて、布団乾燥機を活用するのもおすすめです。日頃から室内で布団かけにかけておく、ベッドマットなら立てておくと、湿気が溜まりません。花粉と同時にダニなどのアレルギーを持つ人も多いようです。布団クリーナーで吸い取るのも一案です。
4. 道具の準備もお早めに!入ってきた花粉におさらば体制
雑巾やはたきは化学繊維のものを使いましょう。静電気の力を活用して、花粉を吸着してくれます
この時期の掃除は、排気で花粉も舞い上がらせてしまう掃除機より、拭き掃除がおすすめです。乾いたフローリングモップでしっかり床や棚の上を拭きます。
水拭きは気を付けないといけません。「床や窓、鏡がピカピカに輝く「拭き掃除」のプロ技!」でご紹介したコの字拭きのワザ「一方通行に拭き、戻らない」「仕上げの乾拭きをする」は花粉掃除においても重要です。筋状に残りがちな水に花粉が混じってしまい、乾いた時に舞い上がっては悲しすぎます。仕上げに乾いたフローリングシート等で残った花粉をしっかり除去しましょう。
雑巾は、静電気の力を逆に利用できる化学繊維がおすすめです。綿麻などの天然素材はちょっとお休みしましょう。わたしの知人(重度の花粉症)は、ほこりや花粉をよく吸着する化学繊維の雑巾を常備し、棚の上などをマメに拭いているそうです。
ハタキも、ビル清掃で使うような化学繊維のものを使いましょう。ハタキをくるっと回せば静電気を起こしながら、壁紙などのホコリや花粉も吸着していきます。
最後に、鼻のムズムズ対策にペパーミントの精油を。掃除の時にマスクの端に1滴垂らして作業中の辛さを軽減したり、ティッシュに1~2滴染み込ませてリビングや枕元に置いたり。外出時にハンカチに挟んで持ち歩き、ムズムズした時にマスクの上から被って香りを嗅いでみても。持って歩くだけで少し安心できるかもしれません。