日差しが弱い冬の布団の干し方
大量に汗をかく夏と比べるとおろそかになりがちな冬の布団干し。実際は冬でも多少の汗をかいていますし、ダニやノミというものも存在しているので、冬でも布団のメンテナンスをしなければなりません。今回は日差しが弱い冬でもできる、布団のメンテナンス方法をご紹介します。
布団を乾燥させる
布団が湿っていては臭いの原因にもなりますし、ノミやダニが発生しやすくなるので、布団を乾燥させることを第一に考えなければなりません。■布団干しカバーを使って日差しの吸収力をあげる まず、日差しが多少でも出ているときは、布団を干すようにしましょう。その際に、布団干し専用の黒いカバーを使うと日差しの吸収力もアップして、効果的に布団を干すことができます。布団干しカバーは花粉やPM2.5などからの汚れも防いでくれるので、一枚あると便利です。
布団を干した場合も日差しが弱くなり始める14~15時には取り込むようにしましょう。
■車の中で布団を乾燥させる 車の中は、日当たりのよい場所に停めてあれば高温になります。ダニやノミも死滅する温度だといわれていますので、布団干しに向いている場所の一つでもあります。車まで布団を持っていける距離の場合は、車を使って効果的に布団を干すのもおすすめです。
■布団乾燥機があれば定期的に使う やはり心強い味方は布団乾燥機です。高温で布団を乾燥させ、ノミやダニなども死滅させてくれます。最後に冷風で冷ます機能がついている商品もあるので、夏の布団のメンテナンスにも効果的です。
■除湿器を使って布団やベッドマットを乾燥させる
除湿器も効果的。除湿器ならなかなか動かすことができない重たいベッドマットなども乾燥させることができます。また冬は寝室で加湿器を使う人も多いと思いますが、できれば布団からは話した位置でかけるようにしましょう。
ノミやダニ、ホコリなどを布団から取り除く
布団を乾燥させたら、次は布団についたホコリやノミなどを取り除く必要があります。以前は布団を干したあとに布団たたきを使って布団をバンバン叩くというのが定番でした。しかし、布団を叩くと、布団の繊維を切ってしまいハウスダウトの原因にもなります。また、布団の中で生き延びたノミやダニを布団の奥に追いやってしまうので、布団たたきを使うことは避けたほうが良いでしょう。■布団専用掃除機を使う 布団表面のホコリや、布団の中にあるノミやダニの死骸も掃除機をかければ取り去ることができます。布団専用掃除機であれば布を吸い込むことなくスムーズにかけることができます。
■布団専用ノズルを使う 布団専用掃除機を買わないまでも、掃除機のノズルだけを布団専用のものに換えることで、布団に掃除機をかけられるようになります。一般的なノズルの太さのものであれば共通して使える布団専用ノズルが市販で何社からか出ていますので、ノズルだけでもおすすめです。
布団のメンテナンスの基本は「乾燥させる」→「ゴミを取り除く」、この2段階です。日差しが弱い冬でも、今回ご紹介したような方法でメンテナンスすることができますので、是非お試しください。