冬のドイツで最もありがたかった防寒具
ノースフェイス「ウィンドストッパーイーチップグローブ(ユニセックス)」6,083円。写真は2018年モデルなので、現行モデルは多少のデザイン変更があります。色はブラック、アーバンネイビー、ニュートップ、イエロー。
ストレスの無いスマホ操作が可能
あまり厚みがないスマートな生地なので、手袋をしたままで、イヤホンの着脱やメモを取るなども楽に行えます。スマホのアンロックが指紋認証ではなく顔認証になっていたのも助かりました。もちろん、顔認証がうまくいかなくても、コード入力もスムーズ。手袋の手のひら部分ほぼ全体でスマホ操作が行える、導電繊維を使った技術が見事で、私は、手袋をしたままで文章の入力もストレスなく行えました。この技術はU/R POWEREDの伝導性テクノロジーだとのこと。指の腹だけでなく、指先全体、どこででも操作できるのが何よりありがたいのでした。薄手だがしっかりした防風技術の使用
スマホ操作を始め、財布を出し入れしたりペンでメモしたりといったことも楽にできるのは、手袋自体が薄めに作られているからですが、ゴアテックスのGORE-TEX INFINIUM WINDSTOPPERがライナーに使われていて、風による冷気の浸透をストップ。傘をさしていても指先が冷えることもありませんでした。ものすごく温かいというわけではありませんが、寒くない、冷えない程度には指先を守ってくれていて、手袋としての機能は十分果たしてくれます。個人的には、このくらいの防寒性能が、街中での使用にはちょうど良いと思います。もちろん極端な寒冷地での使用には向きませんが、もともと、そういう用途の手袋ではないですし、スマホ操作などの快適さとのバランスがよく考えられた製品だと思うのです。
冬の街歩き用手袋としてほぼ一択
価格は確かに張りますし、アウトドアメーカーの製品としては防寒性能は低めではあります。同じシリーズで、もっと防寒性能を上げたものも発売されていますが、そこは、街中での使用に特化した製品。外した後、コートのポケットやカバンに突っ込んでも邪魔にならないサイズ感も含めて、普段使いの手袋としては最高の製品の一つだと思うのです。実際、毎年、秋頃から発売されて、年明けにはほぼ完売する人気商品。私が使っているのは、2019年1月に購入したモデルですが、もちろん今年も発売されています。毎年、ロゴの位置や大きさなど、少し変わっているのも楽しいところ。この冬も私は、外出時には必ず、この手袋を着けて出かけますが、部屋を出る前に着けて、そのまま鍵の開閉もイヤフォンやマスクの装着ができるのが本当に気に入っています。ただ、施設に入る際のアルコール消毒の度に外さなければならないのがちょっと面倒です。もっとも、そこからは屋内なので、外した手袋はそのままポケットに入れれば良いのですが。