買物の外出をゼロにするネット通販利用法
時間の流れが早い現代は忙しい人も多く、家事の時短は大きなテーマとなっています。昔は手洗いだった洗濯が、洗濯機の登場により、今や乾燥までできるので、洗濯にかかる時間は大幅に短縮されています。掃除についても、お掃除ロボットを使えばボタンを押すだけで済み、掃除機をかける時間というのは必要なくなりました。ネット通販が普及している今、意識して利用すれば買物のために外出する時間もゼロに近づけることが可能です。仕事が忙しい人や、小さい子どもがいる人、親御さんの介護がある人も、買物のための外出が負担になっているようであれば、ネット通販を利用することで、買物を時短することが可能です。
今回は買物の外出時間を短縮するための「ネット通販利用法」をご紹介します。
食料品や日用品は「ネットスーパー」
ネットスーパーとは1カ所から発送させる従来のネット通販とは違い、自分の家の近くのイオンやイトーヨーカドーなどの店舗から食料品全般、日用品などを最短で当日、注文の3~4時間後に届けられるものになります。そのため近くに店舗がないと利用できないという欠点があります。スマホやパソコンで注文できるので、通勤中や就寝前など自分の都合のいい時間に注文できるのは利点です。1回300円(税別)の手数料がかかるところが多いですが、まとめ買いをして回数を減らし、買物の時間を買ったと思えば、負担になる金額ではないのではないでしょうか。 基本的には指定した時間に在宅していて受け取るネットスーパーが多いですが、イオンの一部店舗では「置き楽」としてボックスで玄関前に置いてくれるサービスもあります(100円の手数料が必要。セキュリティのある集合住宅などでは利用できない等の制限もあり)。
また従来の生協などの宅配に加え、最近はメニューが決まった食材が届くミールキットなども人気です。スーパーで生鮮食料品を購入するよりも多少お値段は高くなりますが、家事の時短という意味では大きな効果があります。
調味料や日用品は、取り扱い商品の幅が広い「ネット通販」を利用
前述のとおり、ネットスーパーは利用できる地域に限りがあります。利用できないエリアの場合も、生鮮食料品以外をネット通販を利用することで、買物のための外出を減らすことが可能です。調味料や飲料、洗剤やトイレットペーパーなど日常的に必要になるものを定期的にまとめて購入すれば、送料の負担も考えないでよいでしょう。その際、利用するのは1つのネットショップで幅広い商品を取り扱っているところがおすすめです。イオンやイトーヨーカドーにはネットスーパーとは別にネットショッピングサイトがあり、エリアの制限は基本的にありません。そのほかAmazonやロハコ、ヨドバシドットコムなどであれば幅広い商品を扱っています。
・Amazonの定期おトク便
中でもAmazonの定期オトク便は対象商品を1度登録すれば、あとは自動的に届くようになります。飲料や洗剤、トイレットペーパーなど対象商品は通常のAmazon価格よりも10%や15%など割引きされ、期間も1~6カ月まで指定でき、「今月はキャンセルしたい」というときの手続きも簡単です。注文を入力するという作業さえ1度でいいので、買物時間の時短になります。
たまにしか買わないものも、「ネット通販」のほうが時短になる
電球やプリンターのインクのように、頻繁に買うものでなく、型番が決まっているようなものは実店舗に買物に行くと探すのに時間がかかってしまいます。それもネット通販なら型番を検索するだけですぐに出てくるので大幅な時短です。また多くのネットショップで「お気に入り」登録ができるので、不定期でも繰り返し必要になるものは登録しておくと便利です。服や靴は? 試着後、返品無料のサービスも増えている
服や靴など、実際に着用してから購入したいものもあります。それも最近は、試着後の返品送料無料というサービスが登場しはじめているので、これから増えていくことが予想されます。「ネット通販だと買いすぎてしまう」という人もいますが、ネットのほうが常に合計金額も見えて、「やはり要らない」となったときもカゴから削除するのも簡単なので、実は節約の面でもおすすめです。とことんネット通販を利用して買物時間をゼロにするということを意識しはじめると、買物のための外出時間をかなり大きく減らすことができます。実際に筆者もイオンやイトーヨーカドーがネットスーパーをはじめた約12年前から利用していて、それを実感しています。ぜひお試しください。