夫は家事をやっているつもり、妻から見ると?

家事負担

日本最大級のインターネット商店街「くらしのマーケット」を運営するみんなのマーケット株式会社が“夫婦の家事分担”に関する調査を実施、非常に興味深い結果が出ている。

 

独身男性は結婚したら、家事を半分以上やる「つもり」でいる

このアンケート結果では、未婚の男性の7割が家事を半分以上、担うのが理想的と答えている。一方、未婚女性では5割が「男性が半分やってくれればいい」としている。つまり、理想としては男性のほうが「やる気満々」なのだ。

ところが結婚すると、男性は「半分以上やっている」と答えているのが33%。実際に結婚すると、家事の半分もしくはそれ以上を担うのがどれだけむずかしいかわかるのだろう。そして、妻から見ると、「夫が半分やっている」と答えているのは23%。夫としては自分が理想としているだけできていない上に、それを妻が見た場合、半分にはとても達してもいないことになる。この10%の齟齬は大きい。

さらにその自己評価も興味深い。「自分はとてもよくやっている」と思っている男性は60%いるのに対し、女性が「夫はとてもよくやっている」と思っているのは40%と20ポイントも下がるのだ。

男性自身の評価と女性からの夫に対する評価

出典:くらしのマーケット「“夫婦の家事分担”に対するアンケート調査」(n=497、みんなのマーケット株式会社)

 

「うちもそうです。夫はせいぜいゴミ出しと週末、気が向くと食事の支度をするくらいなのに、それで『うちは家事分担だよね』と言ってる。私からすればふざけるなって感じです(笑)」

結婚5年のエミさん(36歳)はそう言う。共働きだから、気づいたほうが家事をすると緩やかな分担制にしたのに、夫が必ずやるのはゴミ出しだけ。子どもにせがまれると週末、カレーなどを作って子どもの機嫌をとっているが、「それは家事ではない」とエミさんは手厳しい。

「家事は毎日の積み重ねなんですよね。私が帰宅して洗濯物を取り込んで置いておいたら、畳んでくれるのが家事分担。夫は知らん顔してますからね。言えばやるけど、言ってやるくらいなら言わなくてもやれといつも思っています」

多くの女性たちがその言葉に共感するのではないだろうか。

 

忙しくてもがんばっているのに

夫から見れば、「男はどうしても仕事に時間をとられる」という言い分がある。同僚の残業につきあうとか、帰りに一杯とか、無視したら男社会から疎外される危険性もある。結果、「飲みに行くのも仕事のうち」となってしまう。

「私たちだってつきあいはありますよ。だけどそれをしないで家に帰って家事育児をするわけです。夫たちだってみんなが早く帰って家族の時間をとるようにすればいい。帰りに一杯は、男だけの専売特許じゃないはず」

エミさんはそう言う。

ふたりで働くなら、ふたりで家事育児を折半したほうがいい。どちらか一方に負担がかかりすぎると、夫婦関係そのものが危うくなっていく。

このアンケートでは、家事と夫婦の関係性にも着目している。「パートナーが家事をよくやっている」と思っている人の6割が「夫婦仲はとてもいい」と答えているのだ。「全然やっていないと思う」と答えた人のうち、夫婦仲がうまくいっていると思うのは2割のみ。8割がうまくいっていないと感じている。

家事だけやっていれば夫婦仲が安泰というわけでないだろうが、そこに自分に対する思いやりを感じられ、対等だと思えるからこそ関係も良好になっていくのではないだろうか。

「しかも家事分担すれば、お互いに時間にゆとりが生まれる。そうすると気持ちにも余裕が出るから、相手に優しくなれるんですよね。うちの夫がそこまで理解してくれる日が来るかどうか」

エミさんは苦笑いをする。

「がんばって家事をやっても報酬がないんですよね」

そう言うのは結婚して10年のタケシさん(40歳)。彼は妻が何かしてくれたら、必ず「ありがとう」と言うようにしているが、妻は彼が洗濯をしたり食事を作ったりしても、決してありがとうとは言わない。

「分担だから当たり前と思わず、お互いにありがとうと言うことができたらと僕は思っています。でも感謝の強要はできません。そういうのが長年積もっていくと夫だってストレスになるかもしれません」

夫婦は合わせ鏡ともいう。お互いに、いつもほんの少し、相手を思いやる心のゆとりがあれば、もともと好きで結婚したのだから修復はいつでも可能なのかもしれない。


出典:くらしのマーケット「“夫婦の家事分担”に対するアンケート調査」



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