シンプルライフ

衣替えで失敗しがちなポイントを押さえてクローゼットすっきり!

衣替えのタイミングでクローゼット収納を見直そう!と思っている方必見。年間100回以上片づけをサポートしている筆者だからわかる、スムーズに衣替えが終わる方法をお伝えします。衣替えで失敗しがちな6つのポイントを押さえてクローゼットをすっきりさせましょう!

香村 薫

執筆者:香村 薫

シンプルライフガイド

衣替えのタイミングでクローゼットを見直そう!

衣替え

衣替えはクローゼットを見直す絶好の機会です

季節の変わり目になると衣替えと共にクローゼットの中を見直したいと筆者に片づけを依頼される方が増えます。よし、やるぞ!と勢いづく反面、いったい何から始めればよいのかわからないのが理由とのこと。

今回は「次の週末に衣替えを!」と思っている方に向けて、失敗しがちな衣替えのポイントと、オススメの解決方法をお伝えします。
 

失敗ポイント1. これから着る服から手をつける

衣替え

これから着る季節の服は「とりあえず置いておく」にしがち

衣替えをする際は、これからの時期に着る服に目が行きがち。でも、これから訪れる季節を想像すると、どうしても安心感が欲しくなり「着るかどうかわからないけど、とりあえず置いておこう」という結論になってしまうことが多いのです。

そこでこれから着る季節の服ではなく「終わった季節の服から見直しを始めること」をオススメします。夏から秋への変わり目なら半袖・真夏の服に手を付けるようにしましょう。着終わった季節の服に関しては、目先に着る予定が無いので、判断がしやすく、整理収納のスピードアップが期待できます。
 

失敗ポイント2. 「状態の良い服」「今年よく着た服」を翌年に残す

衣替え

お金をかけてでも次のシーズンまで保管していたいかを考える

次に、着終わった季節の服を精査する方法についてお伝えします。皆さんの中で「まだ着られる状態」もしくは「今年たくさん着たから」という理由で残す服を選ぼうとされている方はいらっしゃいませんか?

これってよく考えると、まだ着られる=ほとんど着なかった、今年たくさん着た=すでに状態が良くない、と捉えられます。なので、それらを残しておいても結局翌年には「あれ? せっかく半年も保管しておいたのに着たい服が無い」と感じてしまうのです。

そこで、残す服を選び取るときは

・段ボール1箱あたり600円の保管料を払ってでも残したい服かどうか
・クリーニングに出してでも残したい服かどうか

という判断基準を加えてみてください。来年も着たい服が残っている状態になりやすいですよ。
 

失敗ポイント3. 「メルカリに出す」など、人に譲る服が多すぎる

衣替え

「人に譲る」には想像以上に時間と手間がかかる

いくら不要な服でも、捨てるのは気がひけるもの。多くの方が「メルカリやヤフオクに出す」という、人に譲る手段を選択します。ただ、最初は1~3枚を想定していたはずが、気が付くと「メルカリ行き」が大きなゴミ袋に3つ、なんてことも珍しくありません。

実際に片づけのサポートを行う中でも、売ると決めたはずなのに、今すぐは時間が無いから……などと譲ることを後回しにして納戸に収納され、そのままになってしまうことがあります。

売るなら翌週売る、譲るならすぐに送るか2週間をメドに取りに来てもらうと期間を先に決めておくこと。また、譲るためには、状態をキレイにしたり、撮影、郵送の手配など、かなりの労力と時間を要することを知っておくことも大切ですね。
 

失敗ポイント4. クローゼットにギューギューに詰めてしまう

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最初に残す枚数を決めておくことが大事

衣類の要不要は、選別時間が長くなってくると次第に疲れが出て「残す」と判断することが増えます。気がついたらクローゼットがギューギューでもう入らない、なんてことも少なくありません。そこで、私からの提案は最初に残す数を決めておくことです。

オススメの数は、トップス7着・ボトムス7着。この数を持っていれば、1カ月で49通りの着こなしができる計算です。数がオーバーしそうになったら、一旦残すと決めた服を再度選別していくとよいでしょう。
 

失敗ポイント5. ボトムスに対してトップスの数が多すぎる

衣替え

トップスばかりを残そうとしていませんか?

失敗ポイント4で服の数を決めておくことをご紹介しましたが、皆さんのお持ちの衣類を数えてみると、ボトムスが極端に少なく、ほぼトップスばかりの衣類構成になっている方が多い印象です。

そこで、まずはボトムスを7着選び、それに合うようにトップスを選んでみてください。トップスは顔に近いので、その人の印象を決めたり、「あの服また着ているね」と服の記憶が残りやすいもの。トップスは定番のアイテムで自分の顔色に合う色を選択し、ボトムスにトレンドカラーやトレンドの形を加えるとバランスが取れてスッキリしますよ。
 

失敗ポイント6. 真夏・真冬の素材が多い

衣替え

一年中着られる素材を意識して選ぶ

そもそも衣替えが必要なのは、「一年中着られない服が多い」ことが要因です。逆にいうと「夏は一枚で着て、冬はインナーとして使える」という衣類ばかりなら、衣替えの必要はありません。

クローゼットの中の洋服を全て替えることは難しいので、今後洋服を買うときには真夏もしくは真冬しか着られない素材を避けるよう意識することをオススメします(※お住まいの地域によって異なります)。

夏に総レースが欲しくなったら日傘やハンカチ・つけ襟などで演出。真冬に欲しくなる極厚手のウール素材はストールなどの小物で取り入れてみてはいかがでしょうか。上着の重ね着や機能性インナーなどを利用すれ寒さもカバーできます。

今、我が家では衣替えは全体の1/3程度で、残りの2/3は一年中着られる服になってきました。皆さんの衣替えがスムーズに進むきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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