「品のある人」って、どんな人?
大人の女性には、品の良さが大事! 大人になっても精神的に成熟していない子供おばさんが、単に品のある人のマネをするだけでは、素敵な女性だと思われないこともあります。品のある人になるには、どうしたらいいのでしょうか。
大人の品のよさとは?
「人としての品」とは、どういうことを言うのでしょうか。品とは、「等級」という意味を持ちます。つまり、「品がある人かどうか」というのは、「人として、どれだけ高い段階にいるのかどうか」が問われることでもあるのです。
例えば、品がある人は、次の6つのことができています。
(1)身だしなみが整っている
(2)佇まいに優雅さがある
(3)マナーができている
(4)欲望や“負の感情”に負けない理性と知性がある
(5)心の強さがある
(6)美しい生き方をしている
(1)身だしなみが整っている
人と会うときに身だしなみを整える行為は、相手に敬意を表すことにつながります。逆を言えば、だらしがない格好で会うのは、相手に失礼な行為ですしね。
また、きちんと身だしなみをすることは、「自己をきちんと扱うこと」でもあります。それは、自分への愛情でもあるのです。
つまり、相手のことも自分のことも大切にできる人が、「品がある」と言えるのです。
(2)佇まいに優雅さがある
品のある人は、落ち着いた雰囲気があります。それは、自分なりの価値観やポリシーをきちんと持っているから出せる佇まいです。
逆に、いつも人の目が気になり、周りの意見に流されるような人は、人に振り回されることが多いので優雅さはありません。だから、人に惑わされないように“自分軸”でいることが大切なのです。
(3)マナーができている
マナーというのは、 “その場面におけるルール”です。みんなが守っているルールに従うことは、そこにいる人たちに対して敬意を表すことにもつながります。
なかには納得できないマナーやルールもあるものでしょう。その場合は、変えるのを提案することは大切ですが、変わるまでは守ることも時として大切です。そのマナーが正しい、正しくないという問題以上に、そのマナーを守っている人たちに対する敬意のほうが重要なこともありますしね。
品がある人は、周りの人に対して敬う気持ちを抱いているから、マナーを守ることもあるのです。
(4)欲望や“負の感情”に負けない理性と知性がある
欲望に振り回されてしまう人は、動物的です。人間であれば、理性と意志で欲望を抑えられるようになることは重要です。自分勝手な我欲に振り回されているうちは、行動にズルさが出てきてしまい、魅力を損なってしまいます。自己を俯瞰し、きちんとコントロールできる人が、品があるのです。
また怒りや悲しみなど、“負の感情”に振り回される人にも、優雅さはありません。品のある人は、怒りの感情に任せて相手に失礼な言動をとるようなことはしません。「そんなことをしてもいいことはない」と分かっているからです。さらに、負の感情が沸き上がっても、それをプラス思考に変換する知性を持っています。だから、悔しい思いも、自分に実力をつけるための活力にできるのです。
(5)心の強さがある
トラブルが起こったときほど、人の真価が問われるものです。そんなときにアタフタして、自己保身のための行動をするような人は、“その程度”です。それは「品がある人」だとは言えません。
どこか肝が据わっていて、いざというときは動じず、物事を良い方向に進められるような言動をとれる人こそが、「品がある人」なのです。
品がある人は、優しいです。それは心の強さがあるからです。本当の優しさは、保身のために相手の言いなりになることではありません。例えば、嫌われる恐れがあっても、相手のために苦言を呈することができる人が、本当の優しい人です。だから、人から慕われることも多いのです。
(6)美しい生き方をしている
品のある人は、清々しい生き方をしています。逆に、ズルいことや悪いことをして、汚い生き方をしている人は、いくら見た目はエレガントでも、品があるとは言えません。“品のある心”によって、美しい生き方を選ぶようになり、さらに美しい生き方をすることによって、より心の品性が高まるのです。