超過分は1分40円
モビラの料金体系を、わかりやすく、携帯電話の料金プランと同じように説明すると、「1時間コース」の場合、基本料金1260円で通話料が21円/分、無料通話分が1260円分ということになります。ホワイトプラン、Wホワイトと比較すると以下のようになります。
表2 モビラを携帯電話の料金プランで説明 |
モビラのサービスを、携帯電話の料金体系と同じように説明した表 |
モビラの場合、1時間コースを契約し、1時間以上通話してしまうと、超過分については1分40円計算で従量課金されます。よって、1時間はWホワイトと同様の通話料で、1時間を超える通話はホワイトプランより若干安い(ホワイトプランは42円/分)通話料ということになります。
毎月31分以上通話するならモビラがお得
こう聞くと、モビラがお得!と飛びつきそうですが、ちょっと待ってください。モビラを契約した場合、コースを選択しますが、たとえば、1時間コース(月1260円)を選択すると、月に60分(1時間)話しても1260円ですが、月に10分しか話さなくても1260円請求されてしまい、1分あたりの通話料は126円というとんでもない金額になってしまいます。
モビラの場合、1ヶ月以内に使い切らなかった残高は、翌月に繰り越されるなどの措置はなく、すべて消滅してしまいます。
損益分岐点を計算してみると、ホワイトプランで、毎月確実に31分以上通話するならモビラがお得になります。逆に30分以下の月が多いと、損をしてしまう可能性がありますので注意が必要です。月に30分以内しか通話をしない月があっても、他の月が多ければ、トータルすると安くなる可能性もあります。
なぜ二重に基本料金を払うの?
もうお分かりかとは思いますが、モビラは通話サービスであって、携帯電話サービスではありません。ソフトバンクのホワイトプランなど、携帯電話の契約があって初めて利用できるサービスです。モビラは携帯電話会社ではありませんから、モビラを契約すれば、他社の携帯電話が要らないということではありません。
本記事では、通話料が高く、無料通話分のない、ソフトバンクの「ホワイトプラン」を例に説明していますが、もちろん、他の料金プランや他社の携帯電話でもモビラの通話サービスは利用できます。
よって、モビラを利用するためには、必ず、携帯電話会社のいずれかの料金プランに加入している必要があるわけです。よって、ソフトバンクのホワイトプランでモビラを利用する場合は、ホワイトプランの基本使用料980円+モビラのコース料金(1時間コースなら1260円)の合計金額が最低限必要になるわけです。