シンプルライフ

「子どもとお風呂」に潜む名もなき家事をラクするコツ

「子どもをお風呂に入れる」という毎日の繰り返し。そこには「子どもの身体を洗う」だけではない多くの名もなき家事が潜んでいます。ひとつひとつに目を向けて、問題の本質を考え、ラクになる方法をご提案します。

香村 薫

執筆者:香村 薫

シンプルライフガイド

「子どもをお風呂に入れる」って大変!

子どもとお風呂

「子どもとお風呂」には名もなき家事がたくさん!

「子どもをお風呂に入れる」という毎日続くサポート。我が家は子どもが3人いるのですが、母親一人で子どもをお風呂に入れるのは一日の家事の中で一番エネルギーを消費すること、といっても過言ではないと感じています。

というのも、子どもをお風呂に入れるという家事は単純に「お風呂で子どもの身体を洗う」だけではないのですよね。むしろ、その前後にある準備や着替え、声がけなどが大変!

今回は、そんな「名もなき家事」に焦点をあてて、解決策をご提案したいと思います。
 

お風呂上がりに着るパジャマと下着の準備を行う

子どもとお風呂

子どもが自分で取れる場所に下着とパジャマを収納

各自の服は各部屋に置いていますが、パジャマと下着だけは家族全員分を洗面所に収納しています。幼い子どもが自分で取れるように踏み台も置いています。

これで、お風呂に入る前に親が何も準備をせずに入ることができ、お風呂から子どもだけを先に出しても、各自でパジャマに着替えてくれるようになりました。
 

子どもが脱ぎ散らかした服を洗濯機に入れる

子どもとお風呂

脱いだ服は各自が洗濯機へ!

我が家では、脱いだ服は各自が洗濯機の中に放り込む、というルールにしています。ご家庭によっては、洗濯の前に「色物・手洗い用」と「洗濯機用」を分けるという方もいらっしゃるかと思いますが、我が家ではその家事をやめました。

衣類を購入時に洗濯機OKの素材を選び、さらに最初の1回だけは手洗いをすることで2回目からの色落ちが少なくなるようにしています。絶対に色落ちしないというわけではありませんが、このひと手間で色落ち・色移りが軽減します。
 

シャンプーやボディーソープを使いすぎる子どもを注意する

子どもとお風呂

シャンプーの詰め替え容器を変更

これ、地味に気になるのは私だけでしょうか? 短い髪の子どもがシャンプーのボトルを2プッシュする様子を見て、そのたびに「出しすぎだよ」と注意してはイラッとしていました。

いたずら好きな子どもがトリートメントのポンプを無駄にプッシュし、そのせいで滑って転ぶという事故が発生することもありました。

そこで、導入したのが「詰め替えそのまま」という詰め替え容器をそのまま吊るして使うタイプのグッズです。これを使うようになってから、いたずらにプッシュをしなくなったので、子ども達のシャンプーの量が半分以下になりました。

また、子どもの手が届かない高さに置いておくことで、無駄にトリートメントをまき散らされることもなくなりました。詰め替え容器をそのまま使えるので衛生的・経済的、そして詰め替え手間なし、という点も気に入っています。
 

子どもとお風呂で遊ぶ

子どもとお風呂

お風呂にはオモチャではなく歯ブラシとメラミンスポンジを!

子どもとお風呂で遊ぶために“お風呂専用のオモチャ”を用意しているご家庭もあるかと思います。そのオモチャを入浴後に片づけたり除菌する作業って、面倒なのに誰にも褒められないし、イラッとしませんか?

そこで私は思い切って「お風呂にオモチャ禁止令」を出し、代わりにお風呂にメラミンスポンジと古い歯ブラシを持ち込むようにしました。

これが意外にも子どもにヒット! 喜んで汚れを探して磨いてくれるように。メラミンスポンジなら洗剤も不要です。湯船に浸かっている子どもが床や壁の汚れを発見・指摘し、シャワーの順番を待っている子どもがメラミンスポンジと歯ブラシでその汚れを取る、というゲームをしています。掃除をしているというよりは、遊んでいる感覚で手伝ってもらえるので一石二鳥です。
 

お風呂から出た後にタオルで拭く

子どもとお風呂

吸水性の良いタオルに変更

入浴後に自分でうまく身体を拭けない子ども達。そこで、吸水性の高いタオル「エアーかおる」を導入しました。このタオル、吸収力が一般的なタオルの2倍もあるそうで、サッと拭くだけでもしっかりと水分を拭きとってくれます。

普段の洗濯物の量を減らすためにも、入浴後のバスタオルとバスマットをやめ、入浴時にお風呂の洗い場でこのタオルで身体と髪を拭いてから出るように変更しました。

以前は「小さな乳児だけは先にお風呂から出して拭き、早くパジャマを着せてあげたい」と思っていましたが、ずぶ濡れの私の髪から落ちる水滴が子供にかかり、それを何度も拭きとる作業にイライラしていました。洗髪後にお風呂の中でこのタオルを髪に巻くようにしてからは、水滴が落ちることがほぼなくなり、快適です。
 

ドライヤーで髪を乾かす

子どもとお風呂

3歳児が自分で持てるドライヤー

最後はドライヤーです。子ども達の髪を順番に乾かすのも一苦労。夏ならそれだけで母親の方が汗だくになってしまうほどです。

そこで、時短になるようにと、先に述べた「エアーかおる」でしっかり髪をタオルドライしてから、「ホリスティックキュア」というドライヤーで乾かすようにしました。このドライヤー、風量がハンパなく、乾かす時間を通常の約4割も減らしてくれるのです。また、驚くほどの軽さなので、3歳児が片手で持てるほどです。

すぐに手に取れる下着横にドライヤーを常時設置したことで小学生はパンツをはく流れで自然と髪を乾かすようになり、それだけでも本当にラクになりました。

今回は「子どもをお風呂に入れる」という家事にまつわる「名もなき家事」と、その解決案をご紹介しました。どなたかのお役に立てましたら幸いです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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